自身のラジオ番組「アルコ&ピース D.C.GARAGE」にて、毎年誕生日プレゼントを贈り合っている平子さんと酒井さん。
おふたりに、印象に残っている贈りものを振り返っていただきながら、酒井さんの誕生日をお祝いしてきました。
CREA2021年1月号に掲載のインタビューを特別に全文公開!
秋は気持ちが“かかる”
平子 そもそも誕生日にプレゼントを贈り合うようになったのってなんでだっけ? ラジオでそういう企画をしましょうってわけでもなかったと思うんだけど。
酒井 順番的に平子さんからだったと思いますね。
平子 俺、もともとプレゼント探すの好きなんだよね。
酒井 最初にブックカバーもらった気がする。レザーの。
平子 ああ、それだ。あの頃、酒井は移動中、よく本読んでたんだよね。いつしかゲームに変わっちゃったけど。
酒井 最初は使ってましたね。今は読まないから、本にかぶせてる(笑)。去年もらったジッポーも使ってますよ。「Kawasaki」って書いてあって気に入ってる。
平子 レペゼン川崎(※酒井さんは、神奈川県川崎市出身)ね。
酒井 1回、タクシーの中に忘れて、マジ、ヤベえってなって。普通のライターだったらどうでもいいやって思うんですけどね。そうは思わなかった。
平子 たぶん、俺もどうしたの? って聞くしね。
酒井 自分でもやっぱ大事にしてるんだなって気付かされましたね。
平子 使ってくれてると、やっぱり嬉しいですよ。俺が一番印象に残ってるのは、サプライズ的にもらったディズニーランドのチケットですね。あれはぶっ刺さったね。まさかくれた手袋の中にチケットが入ってるなんて、想像出来なかったもん。
酒井 お互い誕生日とか知ってるのに、何もしないのはなんか変かなって思いますよね。
平子 何もしないのは逆に難しい。
酒井 でも、この前、平子さん俺の誕生日間違えましたけどね(笑)。
平子 10~11月ってホント、忙しんだよ。うちの嫁も父親もその時期だし、ごちゃつくの。プレゼントを贈るってとき、気持ちが“かかる”しね。明日だから今日買えばいいやみたいなテンションじゃなくて、何週も前から準備して探したいほうなんで、気持ちと日にちがズレちゃう(笑)。
2020.12.24(木)
Text=Terebi no sukima
Photographs=Wataru Sato