●アイブローマスカラでグレードアップ

 ……以上で完成なのですが、今回はさらにアイブローマスカラを使用しました。

「アイブローマスカラを使うと、濃淡をつけやすくなるので、より自然なイメージに仕上がります。また、ツヤ感が出るので生き生きとした印象になりますし、毛を押さえることで若々しく見えやすくなります」

 今回、初めて知ったのですが、赤ちゃんは眉毛が短く、年を取るほど長くなっていくのだとか。

 アイブローマスカラを使うと、毛流れを押さえ、眉を短く見せることができるので、印象が若くなるというのです。……使わねば!

アイブローマスカラの使い方

 アイブローマスカラは、眉毛の流れに逆らうように塗布してから、眉毛の流れに沿って整える。

 ……ということで、アイブローメイクが完成しました。

 これで完成なのですが、大森さんからさらに素敵なアイデアをいただきました。

「マスクメイクの場合は、この後にパウダーで赤味を加えると、より表情がソフトで明るくなりますよ」

 ということで、赤味のパウダーを使用したバージョンにもトライです。

 なお、パウダーは眉用のものを用意する必要はなく、「アイシャドウの明るい色を使えばOK」との事。アイシャドウが使えるとなると、バリエーションが広がりますよね。

 アイシャドウパウダーの追加で、こんな感じになりました。

 では、使ったメイク道具をおさらいしておきましょう。

 今回はとても丁寧に教えていただいたのですが、中でも役に立ったのが、眉山の位置と描く順番でした。

 今までは、眉の形に則って描いていたので、妙にりりしく仕上がっていたのですが、眉山を「瞳と白目外側」の境の上にすることで、ソフトで自然な眉が自分でも描けるようになりました。

 また、描く順番も、「眉山から眉尻」のあとで、「眉山からソフトに眉頭」にすることを意識するだけで、自然度が格段にアップ!

 技術に自信がなかったので、ペンシルを諦めていたのですが、ペンシルで描くと、より自然に仕上がるともわかりました。

 それがわかったのも、ありえないくらい丁寧に教えていただけたから。大森さん、本当にありがとうございました!

 みなさまもぜひ、このコツを活用して、素敵な眉を作ってくださいね。

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

Column

にらさわあきこの日々是実践美容道

 新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。

2020.12.05(土)
文=にらさわあきこ
撮影=松本輝一
写真・資料提供=シュウ ウエムラ