凛とした美しさで圧倒させたかと思えば、花のような笑顔でふわっと明るく和ませて、いつもCREA MUSEの撮影現場は竹内結子さんのパワーに包まれていました。“日本一可憐で食いしん坊”な竹内さんが、連載「竹内結子の今月の差し入れ」で教えてくださった数々の美味に、編集部員はどれほど心ときめき、買いに走ったことでしょうか。
突然の悲報に編集部一同、ただただ茫然とし、もうお会いできないのだという現実に、日に日に悲しみをつのらせております。
たくさんの思い出をありがとうございました。
安らかなお眠りをお祈り申し上げます。
CREA編集部
CREA MUSEとしても活躍いただきました
竹内結子さんがCREAの表紙に初めてご登場いただいたのは、2005年4月号「コスメ 噂の真相全100本!」特集でのこと。それ以降、何度もCREAの表紙を飾ってくださいました。
ファッションのアイコンとしてだけでなく、「竹内結子の今月の差し入れ」という連載も担当され、全20回にわたり計100品ものお取り寄せを紹介してくださいました。連載を通して竹内さんが得た結論は、「世界は美味しいものに溢れている」。
毎回、ちゃんとしっかり食べて、選んでくださったものは本当にどれも美味しそうな逸品ばかりでした。
2012年~2013年にかけては、CREA MUSEとして活躍。就任時のインタビューでは、「読者の方々が何に興味を持っていて、何を楽しいと思うのか、一緒に探っていきたい」とおっしゃってくださいました。
そんな竹内さんのこれまでの表紙をご紹介いたします。どれもやわらかさがありながら、凛とした素敵な表情の表紙たちです。
1号1号の表紙からは尽きない思い出が蘇ります。撮影やロケでは、編集部員たちと気さくにおしゃべりをされたり、食事を共にしたり。竹内さんのいらっしゃった現場は、いつも笑顔と笑い声に包まれていました。
CREAという雑誌をたくさん愛してくださったこと、竹内さんとご一緒させていただいた日々は決して忘れません。
心よりの感謝を込めて。本当にありがとうございました。
2020.10.03(土)
文=CREA編集部
撮影=釜谷洋史