夏の風物詩として、日本人に愛され続ける「金魚」。金魚すくいなど、夏祭りの情景も想い出させてくれます。
そんな金魚を、和菓子職人の技を感じる繊細なデザインやフォルムで表現した可愛らしいスイーツたち。水の中でゆらめく金魚の姿を表現した和菓子など、見た目も味わいも納涼にふさわしいものばかりです。
また昔から金運を招くなど縁起が良いとされてきた、金魚モチーフのスイーツはギフトにもおすすめ。しばらく眺めたくなる金魚スイーツで、涼し気な夏気分を味わって。
※状況により各店の営業時間など予告なく変更の可能性があります
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職人の技を感じる 目にも涼やかな工芸菓子
●京菓匠 七條甘春堂の「工芸菓子 金魚」
京都の蓮華王院 三十三間堂の前に本店の暖簾を構える、慶応元年から続く老舗。京東山の湧水、清水「音羽の水」に恵まれ、伝統の技を代々受け継ぎつつ、その京菓子の伝統をいかしながら、新たな創作菓子も挑戦されているお店です。
「工芸菓子 金魚」は、澄んだ水の中で、たゆたう金魚を優美に表現。
水を表現する練り羊羹や、透明感が美しい琥珀羹。キラリとひかる金箔は、水面のきらめきのよう。同じ景色は二つとありません。
金魚や小石はすべてひとつひとつ手作り。手亡豆のほっくりとした甘みの小石には、時折ゴマが練り込まれ味わいのアクセントに。
金魚が泳ぐ瞬間を切り取ったような情景を表す、アートのような工芸菓子は、夏の涼を運んでくれます。
京菓匠 七條甘春堂
所在地 京都府京都市東山区七条通本町東入 西の門町551番地
電話番号 075-541-3771
営業時間 9:00～18:00
定休日 不定休
https://7jyo-kansyundo.shop-pro.jp/
※配送可
2020.08.02(日)
文・写真＝下井美奈子
