打ち合わせにもぴったりな 落ち着いた空間
まずは、お店のかたのご案内に従って3階へ。ここでは、ランチやカフェメニューなどがいただけます。
黒を基調としたシックでラグジュアリーな空間に光を与えるのは、中央通りに面した大きな窓。ここから街中を行き交う人々を眺めているだけで、特別感を味わえてなんだか楽しい。それに、大きくふかふかとしたソファーは座り心地抜群です。
お友達同士やカップルだけではなく、打ち合わせなど、ビジネスシーンで利用されているかたもいらっしゃるようです。
こんな素敵な場所で打ち合わせができたら、心に余裕をもって、優雅に商談を進められそう……。
そんな妄想をしているうちに、ティータイムのスイーツがやってきました。おすすめは、洗練されたモダン和菓子を提案する姫路市蒲田の和菓子屋「甘音屋」とのコラボメニュー。
そのうちのひとつ「アイスクリーム」は、風味豊かなロイヤルミルクティーのアイスと、ざくざくっとした食感の甘音屋かりんとうのコラボレーションが絶妙。どら焼きに入った「dunhill」の刻印が素敵です!
甘味を心ゆくまで楽しみたい場合は「甘音屋コラボパフェ」がおすすめ。甘音屋かりんとう、甘音屋あんこ、焙じ茶ゼリー、紅茶アイス、紅茶シロップが織りなすハーモニーに酔いしれることでしょう。
甘さは控えめなので、ふだんスイーツを食べないかたもトライしやすいはず!
「六雁」秋山氏監修のアフタヌーンティー
そして、本日のお目当て、「オリジナル アフタヌーンティーセット」をいただきます!
プロデュースは「銀座 六雁」総料理長の秋山能久氏。秋山氏が得意とする和のテイストを活かした内容になっていて、お重を思い出させるシックな器も、氏の手によるもの。
まず外側に入っているのは、奥出雲和牛のサンドウィッチ、鯖ときゅうりのサンドウィッチ、ふき味噌のサンドウィッチ、ゆずスコーン、最中というラインナップ。
巷では「アフタヌーンティーの質はこれで分かる」と言われている、きゅうりのサンドウィッチ。こちらのアフタヌーンティーは、鯖と一緒に挟まれている変化球。これが、芳醇で上品な鯖がきゅうりやパンとよく合って絶品なんです。
ついで奥出雲和牛のサンドウィッチをいただくと、「これ、サンドウィッチに挟んで大丈夫なの?」と思わず心配になるくらい、肉厚でとろける上質な味わい。
どれもほかのアフタヌーンティーとは一線を画す、驚きの口福体験ばかり!
軽やかなサクほろ食感のスコーンは塩味が効いており、ゆずジャムとクロテッドクリームとの相性抜群。
薄く焼き上げられた最中には、特製のアプリコットジャムまたはブルーベリージャムをのせていただきましょう。
そして、器の内側に入っているのは、レモンケーキ、キャラメルチーズケーキに、六雁オリジナルの白マカロン。
六雁オリジナルの白マカロンはとても繊細で、持った途端に崩れ落ちてしまいそうなくらい。中には抹茶フィリングが挟まれており、その苦みが大人の味わいを醸し出します。
2020.08.07(金)
文=CREA WEB編集部
撮影=鈴木七絵