当分マレーシアに行けそうにないので、おうちでマレーシアごはんをせっせと作る日々。それはそれでおいしいけれど、現地の味がやっぱり恋しいなぁ……と思っていたら、あの三越伊勢丹から、嬉しいお知らせが舞い込みました。
「お中元2020夏の贈り物」にマレーシア本場の味がお目見えです。
![左から、4種のカレーセット、チキンルンダン(ココナッツとスパイスの鶏の煮込み)、チキンサテー。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/a/-/img_9a1e31df926c5767e43a16f55ed696e0278668.jpg)
実は、三越伊勢丹のギフトにマレーシアの味が登場するのは、今回で2度目。1度目は2019年のお歳暮で「ナシレマッ」「ビーフルンダン」「ミージャワ」の3品。
そして今回は、「4種のカレー」「チキンサテー」「チキンルンダン」が新登場! 前回の「ナシレマッ」ら3品も好評につき再販売ということで、な、な、なんと、三越伊勢丹のお中元に、われらのマレーシアの味が6品も並んでいるという、奇跡のような2020年の夏なのです。
基本の調理を担当しているのは、マレーシアの5ツ星ホテル「バンギリゾート」。使用するスパイスやレシピの配合は現地のシェフによるもので、そこに三越伊勢丹ならではの厳選された国産食材を加えて完成させているとのこと。
恋しい現地の味がさらにおいしくなってるかも……! と期待に胸を膨らませ、さっそく実食。
具がごろごろで贅沢。じんわり広がる辛さに覚醒!
![「スパイス香る4種のカレーセット」各200g 3,240円。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/9/-/img_599f74f37a9b51eedf20f3a51f3f4b9f101468.jpg)
いや~、驚きました。スパイスの香りといい、ココナッツミルクをきかせた濃厚さといい、想像以上にマレーシアの味。
辛さもしっかり現地流で、気がつけば、額や目の下に汗がぽたり。さらに、具の贅沢さにもびっくりで、肉はごろごろ、海鮮はホタテに車海老と高級食材のオンパレードです。
![左から時計回りに、ベジタブルカレー、シーフードカレー、チキンカレー、ビーフカレー。4種のカレーは、具の種類だけでなく、使うスパイスやカレーのとろみ、味もそれぞれ違い、まったく別のカレーになっている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/7/8/-/img_78bb95fe5f1cd05e0ccbcca6aaacce99272791.jpg)
まるで欧風カレーのようにコク深いのは、ビーフカレー。熊本県産の牛肉の旨みがカレーに溶け込んでいます。
![ビーフカレー。10種以上の乾燥スパイスを使い、とくにシナモン、八角、クローブが香りの決め手。マレーシア人が好きなハーブ、パンダンリーフも香りづけに。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/3/-/img_433383bf201003df46bfc86ff3e56e1b103094.jpg)
チキンカレーは、いちばん現地らしい味。ココナッツミルクのまろやかさに加え、隠し味にはタマリンドの酸味。ご飯によく合います。
![チキンカレー。鶏肉は適度な弾力がありジューシー。唐辛子は、乾燥、生、パウダーの3種も使い、深みのある辛さに仕上げている。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/9/-/img_d9c97d10c924d69549b7aab1d530c3f060062.jpg)
シーフードカレーは、これで採算とれるの? と心配をしてしまうほどの贅沢さ。ホタテ、車海老、イカ、タコ、ヒラメがごろごろ。どれも食べごたえのあるサイズで、スープには海鮮の旨みがたっぷり。
![シーフードカレー。このカレーの味付けは、現地ではカレーというより、海鮮のココナッツミルク煮として親しまれている味。ただし、こんなに多種の海鮮が入った贅沢なものは初。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/5/-/img_f50f139c76485a0c292bb2924306206f96046.jpg)
そして、いちばん衝撃的だったのは、ベジタブルカレー。野菜が多すぎて、カレーが見えません! カレー自体はしっかり辛いので、かぼちゃやコーンの甘みとのハーモニーが絶妙。
![ベジタブルカレー。丸ごとのオクラ、シャキシャキ食感のレンコンなど、野菜のサイズ感と食感はまるでレストランの味。なお、動物性食材は使用していないので、ベジタリアンの方も安心。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/2/b/-/img_2b573647e0a9a42b8e323b9176ab565c117567.jpg)
ちなみに、ちょっと面倒かもしれませんが、合わせるご飯は、日本米よりタイ米をおすすめします。スパイスの香りと唐辛子の辛みは、タイ米と見事なバランスのよさなのです。現地の味を楽しみたいかたはぜひ。
2020.07.17(金)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)