「久保田 萬寿 自社酵母仕込」が数量限定で発売

 朝日酒造が手がける日本酒のプレミアムライン「久保田 萬寿」から、新商品「久保田 萬寿 自社酵母仕込」が数量限定発売されます。2020年5月21日(木)より、久保田正規販売店および朝日酒造オンラインショップで購入できます。

 「久保田 萬寿」といえば、「久保田」シリーズの最高峰として人気の高い名酒。やわらかな口当たりと調和のとれた旨味が特長です。日本酒好きなら、知らない人はいないはず!

 その伝統ある「久保田 萬寿」の新商品とは、いったいどのようなものなのでしょうか? 発売に先がけて、メディア向けに開催されたオンライン商品説明会に参加しました。

 新商品「久保田 萬寿 自社酵母仕込」は、朝日酒造が長年培ってきた独自技術を駆使した新たな日本酒。

 国内外で高価格帯の日本酒の需要が高まっていることと、「人生の節目には特別な日本酒を楽しみたい」というニーズを受けて誕生しました。

 「久保田 萬寿 自社酵母仕込」は、新潟県産の酒米「五百万石」を、自社でプログラムした「原形精米」技術を使って精米歩合40%まで磨き上げ、長年かけて育種した自社開発の酵母で仕込んでいます。

 これによって、重層的でエレガントな香りと、深くまろやかな味わいの両方を実現することができました。

 最近では、日本酒の“味”だけでなく、“香り”にも注目して楽しむ人が増えているそう。

 朝日酒造 日本酒研究センターの中村 諒さんは、「日本酒には大きく分けて2つの香りがあります。1つは口に入れる前に感じるリンゴのような華やかな香り。もう1つは口に入れた際に広がる、バナナを連想させるような香り。今回は、どちらか一方が際立つのではなく、両方の香りの要素を感じていただけるはず」と説明。

 おすすめの飲み方は「華やかな香りとまろやかな味を楽しむため、10~15度くらいの“冷たすぎない冷や”」。写真のような、口の開いたグラスに入れると、香りをより深く感じられます。

 また、食事とあわせてもその実力を発揮。

 「和食では、豚の塩釜焼や、鯛の昆布締めなど、旨みとおだやかな甘味と塩味がある料理。洋食では、鯛などの白身魚をつかったアクアパッツァや、ローストポークなどと相性が良いです」と新商品に合うメニューを教えてくれました。

 オンライン商品説明会に参加した編集部員も、試飲用にいただいたボトルを、おすすめに従って冷蔵庫で軽く冷やしてから、大きめのグラスにそそいで飲んでみました。

 見た目はほぼ透明。そして、グラスにそそいだ瞬間から、いい香りがあたりに広がります。

 グラスに顔を近づけると「エレガンス」という言葉がぴったりな、リンゴを思わせるフルーティな香りが鼻をくすぐります。飲まなくても、この香りを嗅いでいるだけでいい気分に。

 そして口に入れると……そのまろやかな口当たりにびっくり! とろんっとろんで角がなく、極限まで磨かれた水を飲んでいるみたい。

 朝日酒造が培った高度な技術の成果を、この口当たりのよさで感じます。雑味がないとはまさにこのこと。

 そして最後には日本酒らしい旨味とともに、爽やかなキレ味が。フルーティな香りと後味のキレが同居。新鮮な体験です。

 貴重だから少しずつ飲もう……と思っていたのに、あまりの美味しさでステイホーム中あっという間になくなってしまったのはわけもないでしょう。

 味、香り、デザイン、どれをとっても申し分なく、限定品ということで話題性も十分。

 日本酒好きのかたへ贈れば、大喜びされること間違いなし。記念日やお祝いなど、特別な日を素敵に彩ってくれる逸品です。

2020.05.21(木)
文=CREA WEB編集部