漁港のそばには 美味しいものがあるに違いない!

 好評発売中のCREA5月号「おいしい、台湾。」特集。こんな時期だからこそ、次の台湾旅行計画に役立ててほしい、と発刊されました。

 そのなかでも印象的なのが、鮮やかな表紙。

 今回、特集を担当したCREA編集部のデスクに、表紙制作の舞台裏をたずねました。


表紙は ロケ場所を決めるまでが大変

――表紙を撮影した場所はどちらですか?

 台湾北東部の港町、基隆です。基隆は台北から特急列車なら約30分で行けます。その基隆廟口夜市が表紙の舞台。

 海鮮料理を中心に美味しいお店がずらっと並んでいるんです。夜市といっても昼間からお店が開いています。

――確かに、表紙に「魚」の文字が入った看板メニューが見えますね。この場所はどうやって見つけましたか?

 表紙を撮影する場所は、CREA編集部の特集班みんなでまずリサーチします。

 特集テーマに合った雰囲気や見たことのない景色など、インパクトのある場所を探しているなかで、基隆のカラフルな漁港を見つけました。

 今回の特集テーマは“おいしい”台湾。

 「漁港のそばにはおいしい屋台がきっとあるはず!」という思いで、台湾のコーディネーターさんの力をお借りしつつ、表紙撮影チームがロケハンをしたところ……。

 鮮やかな黄色い提灯の基隆廟口夜市にたどり着きました。

 実はほかの候補として、台北の慈聖宮前にある青空屋台も、風情ある雰囲気で良かったので撮影したんです。ただ、若干、既視感があるのが気になって……。

 リピーターが多い台湾なので、スタッフや部員と話し合い、「見たことのない場所がいいね」となり、基隆廟口夜市に決めました。

2020.05.20(水)
文=CREA WEB編集部
撮影=CREA編集部