台北市の外周を巡回するようなルートの台北メトロ(MRT)環状線の第一期区間が正式開通しました。
現在はMRT松山新店線の大坪林駅から、MRT桃園空港線の新北產業園區駅までを結んでいます。
新店から中和、さらには板橋を通過し、新荘まで移動できるようになり、台北市内からの移動時間もかなり短縮され便利になりました。今回はこの環状線の紹介と、途中下車しながら立ち寄りたいおすすめグルメをご紹介いたします。
次の台湾旅行のおでかけ先候補に加えてみてください!
「大坪林駅」構内は 光輝く斬新なデザイン!
松山新店線大坪林駅を下車し、エスカレーターや階段を利用し改札の近くに向かうと「Y環状線」と記載された大きな黄色の案内が目に飛び込みます。非常に目立つので環状線を初めて利用する人でも迷うことはないはず。
ホームに到着するまでの道のりは、天井が黄色とブルーでライトアップされています。キラキラ光り輝く通路は、まるで宇宙空間のトンネルのよう。
平日昼の利用者は学生や年配者が多いイメージですが、夜遅くなるにつれて会社員の利用がぐっと増えます。
ラッシュ時は4~7分に1本の間隔で運行されおり、大坪林駅から新北產業園區駅までの所要時間は約30分。車両はコンパクトサイズで、黄色のロングシートと紺色の優先席というビビットな色合いの座席が特徴です。
「新北產業園區駅」では 飛行機の事前チェックインが可能
環状線開通で特に注目されているのは、新北產業園區駅で市内チェックインサービスを行っているところ。
MRT桃園空港線の改札横で事前搭乗手続きや受託手荷物の預け入れができます。対応時間は午前6時15分から午後9時まで。※4月1日(水)からは新型コロナウイルスの影響で9時~16時まで。当日のフライトのみで、フライト時間の3時間前までに手続きを済ませれば利用可能。
現在対応している航空会社はチャイナエアライン(中華航空・CI)、マンダリン航空(華信航空・AE)、エバー航空(長栄航空・BR)、ユニー航空(立栄航空・B7)のみ。
荷物の三辺の長さの合計が158センチを超える、または最長部分の長さが70センチを超える荷物を持っている人や、カナダ行きの飛行機に搭乗する人はチェックインできないなどの規定もありますので、利用する前に詳細を確認してください。
2020.05.20(水)
文・撮影=矢作晃之