いまやすっかり定着した家飲みも、メインテーマを決めるだけでスペシャル感はグンとUP。この冬はぜひ、パーティを彩るお酒を中心にしてトータルでコーディネートしてみては? 絶品レシピと簡単なテクニックを相棒に、一味違った時間を過ごしたい。

 素敵な家飲みの時間を演出するテクニックやオススメのお酒を、シーンごとに紹介しています。今回は第3回目、義理の両親を招いた時の“家飲み”アイデアをご紹介。

» 第1回 ワイン好き女子でビオを味わい尽くす
» 第2回 カップル同士でリラックスしてウイスキー
» 第4回 ランチにサクッと集うなら微発泡で華やかに

 自宅に招くゲストの中で、緊張感マックスといえば義理の両親。モダンながらも和の手仕事をさりげなく取り入れたワンランク上のしつらえは、好感度アップ間違いなし。

ヴィンテージ感あるテーブルに和のセッティングがしっくり馴染む。シンプルながら、決してカジュアルにならず、むしろ格調高い雰囲気なのは、折敷代わりにセッティングしたモダンな漆箱の力
地塗り漆箱(黒、ベンガラ)各¥36750/輪島キリモト

酒肴三種盛りをモダンにアレンジ

テイスト違いの和食器で“取り合わせの妙”を演出

 義理の両親とはいえ、洋食に慣れ親しんだ世代。様式は懐石でお馴染みの酒肴三種盛りでも、料理は洋テイストを加えてモダンにアレンジ。ガラス、骨董の写し、現代陶器といった素材もテイストもさまざまな三種の器に盛り付けて、折敷代わりの漆箱におさめれば、まさに和食器の醍醐味である“取り合わせの妙”。

 今回は、右側の玄米サラダのレシピを紹介。

【 玄米サラダ 】

■材料〈直径4cm×高さ5cmの器4個分〉
玄米:1/2合
[A]
 レモン汁:1/2個分
 塩、こしょう:各適量
きゅうり:1本
サラミ(ブロック):40g
シュレッドチーズ:大さじ3
ミニトマト:4個

■作り方
(1) 炊いた玄米を冷ましてからボウルに入れ、Aで調味する。
(2) きゅうりは5mmの角切りにし、塩小さじ1をまぶしてしばらく置く。しんなりしたら水けをきる。サラミもきゅうりと大きさをそろえて切る。
(3) ガラスの器に(1)の玄米を高さ1cmほど盛り、サラミを平らにのせる。
(4) サラミの上に再び(1)の玄米を盛り、きゅうりを平らにのせる。
(5) チーズをのせ、トマトを飾る。

※Point※
 ガラスの器に盛るときは、横からの目線も意識して。グラスデザートのように、玄米、サラミ、きゅうりが層状になるよう盛り付ける。

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2012.11.17(土)
text:Noriko Wada
photographs:Taro Terasawa
styling:Motoho Joh
cooking:Kyoko Salbot

CREA 2012年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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