いまやすっかり定着した家飲みも、メインテーマを決めるだけでスペシャル感はグンとUP。この冬はぜひ、パーティを彩るお酒を中心にしてトータルでコーディネートしてみては? 絶品レシピと簡単なテクニックを相棒に、一味違った時間を過ごしたい。

 素敵な家飲みの時間を演出するテクニックやオススメのお酒を、シーンごとに紹介しています。今回は最終回、ランチ会の“家飲み”アイデアをご紹介。

» 第1回 ワイン好き女子でビオを味わい尽くす
» 第2回 カップル同士でリラックスしてウイスキー
» 第3回 義理の両親を招いて日本酒でおもてなし

 ランチの短い時間の中で非日常を味わう最適ツールといえば、泡は泡でも微発泡。華やかさがありながら、軽やか。ラグジュアリーなシャンパーニュをあえてはずすのが正解。

イメージはリゾートのアウトドアランチ。センターに鎮座する大ぶりの枝を生けたクーラーや、串に刺した魚介や野菜が主役のボリューミィなワンプレートは、まさにリゾートのアウトドアランチ。気分も上がる

どんな微発泡にも合う万能ワンプレート

“泡な気分”を重視して華やかさとボリューム感で勝負

 微発泡に合わせる料理は、マリアージュ追求型ではなく、あくまでも“泡な気分”重視。ライトでサクッと食べられ、後に引きずらない。それでいて華やかさとボリューム感があるワンプレートで勝負。

【 いろいろグリル 】

■材料 〈4人分〉
ラム骨付きもも肉:8本
[A]
 バジルの葉(粗みじん切り):10枚分
 塩:小さじ2
 にんにく(すりおろし):小さじ1
 Ex.V.オリーブ油:大さじ2
海老(殻つき):中4尾
帆立:8個
かぼちゃ:小1/2個
れんこん:1節
塩、こしょう:各適量
一味唐辛子:少々
シナモンパウダー:大さじ1
コリアンダーパウダー:小さじ1/2
Ex.V.オリーブ油:適量
トレビス、ルッコラ:各適量

■作り方
(1) Aを混ぜ合わせてラム肉の上にのせる。
(2) 魚介と野菜に下味をつける。海老は塩と一味唐辛子を、帆立は塩とこしょうをふる。かぼちゃは4等分のくし形に切り、シナモンパウダーをふる。れんこんは皮をむいて1cm厚さにスライスし、コリアンダーと塩、こしょうをふる。
(3) オーブンペーパーを敷いた天板に(1)と(2)をのせてオリーブ油を回しかけ、220℃に予熱したオーブンで15分ほど焼く。
(4) ラム肉以外を串に彩りよく刺す。
(5) 皿に、トレビスとルッコラを添えてラム肉と(4)をのせる。

※Point※
 野菜と魚介のグリルは、それぞれ味つけを変えて凝った印象に。BBQのように串に刺し、非日常感を演出。立体感を出すよう、いろんな向きに刺すのがコツ。

※Point※
 ボリューム感を出したい時に重宝する骨付き肉。見た目とは裏腹に、肉の量は少なくてヘルシー。ラムならなおのこと。香り高いバジルソースで焼き上げて。

<次のページ> 花器をクーラーにしてダイナミックに

2012.11.18(日)
text:Noriko Wada
photographs:Taro Terasawa
styling:Motoho Joh
cooking:Kyoko Salbot

CREA 2012年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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