“抗糖化”のためにできること
【1】
上手にストレス発散と運動を
過剰なストレスは糖化だけでなく腸内環境を乱す原因にもなり、すると腸から皮膚の環境を乱すことも。
「リラックスしたり十分な睡眠も大切ですが、運動で適度な刺激を与えることも必要です。体に適度な刺激を与えると代謝が上がり、代謝が上がるとミトコンドリアは活性酸素をつくらなくなるので、運動はしたほうがよいのです」
【2】
何はなくともビタミンACE
ビタミンB3も効果的
糖化対策にまずはビタミン類がよいそう。
「ビタミンACEはどれも活性酸素を消去するし、Cはなんと酸化した糖の代わりにタンパク質にくっついてくれます。B3も塗る、飲む、ともにオススメです」
【3】
腹八分とベジタブルファーストで
血糖値を下げる
血糖値を上げないためには、食べる内容と、食べる“順番”も大切。
「ごはんやパンの前に野菜や肉、魚などを食べるベジタブルファーストは有効ですよ。簡単だけど血糖値の急上昇はかなり防げます」
【4】
「糖化」対策のアイテムを利用する
生きている限り酸化も糖化も行われるから、食事やストレスに気をつけつつ、やはり糖化対策が目的のアイテムも取り入れるのがベター。特に糖化してるかチェックリストのチェックが多い人は意識を。
●教えてくれたのは……
亀山孝一郎(かめやま こういちろう)先生
青山ヒフ科クリニック院長。皮膚科専門医、医学博士。1999年に青山ヒフ科クリニックを開業。日本のビタミンC療法の第一人者で、ビタミン全般の効能についての研究を続けている。さまざまな皮膚疾患の悩みに応え、抗糖化についても詳しい。
2019.05.06(月)
Text=Machiko Saito
Photographs=Hirofumi Kamaya