時を重ねることで生まれる優雅な雰囲気と建物からしつらえに至るまで、数々のストーリーに彩られたクラシックホテル。極上の眠りのあとの贅沢な朝食も楽しみのひとつ。
おすすめのホテルを、「世界のベストレストラン50」日本評議委員長の中村孝則さんに教えてもらいました。
山小屋のような空間で
カクテルも楽しめる
●上高地帝国ホテル
since:1933
architect:高橋貞太郎
number of rooms:74
中部山岳国立公園内の特別保護地区に位置する、日本初の山岳リゾートホテル。
開業時の木造のイメージを継承する赤い三角屋根の丸太小屋風の建物には、穂高連峰の雄大な景色を楽しめるベランダ付きなど、さまざまなタイプの客室がある。
館内で訪れたいスポットは、ホテルのシンボルでもあるマントルピースを備えた「カフェ グリンデルワルト」と、スイスの山小屋のような空間でカクテルを楽しめる「バー ホルン」。
朝食会場は2カ所あり、洋朝食は帝国ホテル伝統のフランス料理を提供するメインダイニング、和朝食は「日本料理 あずさ庵」で。
吟味した素材を生かした朝食のおいしさには、さすが帝国ホテルと唸らされる。
上高地帝国ホテル
所在地 長野県松本市安曇上高地
電話番号 0263-95-2001(平日10:00~17:00)※4月中旬までは東京事務所へ
宿泊料金
◆1室1名利用時の1名最低料金 (平日、休前日ともに) 57,000円~
◆1室2名利用時の1名最低料金 (平日、休前日ともに) 39,000円~
※すべて税サ込。2019年の予約受付は2月1日10:00~
ひとり料金 1泊朝食付き 38,500円~(税サ込)
ひとり対応 通年可~4月中旬は冬期休業
客室数 74室
食事 朝:食事処/夕:食事処
チェックイン 14:00/チェックアウト 11:00
交通 松本電鉄新島々駅よりバスで約1時間15分。アルピコ交通高速バス 帝国ホテル前下車すぐ
https://www.imperialhotel.co.jp/j/kamikochi/
●紹介してくれたのは……
中村孝則(なかむら たかのり)さん
コラムニスト、美食評論家。ラグジュアリー・ライフ関連の執筆活動やテレビ番組で活躍。「世界のベストレストラン50」日本評議委員長。
※宿泊料金は、とくに表記のない場合は、税金・サービス料別の最低料金を記載しています。入湯税は含まれている場合もあります。詳しくは施設にお問い合わせください。
朝ごはんが待ち遠しい
クラシックホテル9選
2019.01.21(月)
Text=Megumi Komatsu
この記事の掲載号
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