美容のプロたちの口コミでわかった
オーガニックコスメの賢い選び方

 ストレスフルな時代を反映してか、世の中はかつてないオーガニックブーム。今や美容にも欠かせない存在ではあるけれど何を選べばいいのかわからないという声も。美容のプロたちが数ある中から選び抜いた逸品、そして選び方の結論とは?

 そこで3回に渡って、美容のプロが導き出したオーガニックコスメを、選者の使用感とともにブランドストーリー付きでご紹介。今回はヘアケア篇。また、オーガニックデビュー前に知っておきたい基礎知識は3、4ページ目に!

>> 第1回 「スキンケア篇」
>> 第2回 「ボディケア篇」

「ヘアケア篇」仕上がりの心地よさはもはや標準装備!

(1) ジョンマスターオーガニック ラベンダーローズマリーシャンプー
236ml ¥2415/スタイラ

 自然由来成分だけで洗い上げ、しなやかな髪を育む。「髪と頭皮がデトックス&リセットされるよう。髪の補修力も、従来のオーガニックの域を超えています」(高橋美智子さん:美容ジャーナリスト)

「自然=素朴というイメージを払拭し、自然ヘアケアというものがオシャレな選択であるという流れを作った点にも功績が」(渡辺佳子さん:美容ジャーナリスト)

【ブランドストーリー】
 NYモード界で活躍したサロンスタイリスト、ジョンマスターが、髪と肌、地球にもやさしいプロダクトを求めて自宅キッチンで調合を始めたのがスタート。オーガニック精油の力を最大限に引き出すブレンディングで、高い安全性と髪質や頭皮状態に合わせてケアする機能性を兼備。

(2) ポールペンダース H&B スカルプトナー
180ml ¥3465/ケイ・ワールド

 22種のハーブの濃縮エキスや精油が、髪と頭皮に栄養を与えながら皮脂バランスを整え、かゆみやフケを防ぐ。「アレルギーで頭皮がかぶれぎみだった頃、助けられた一品。サラサラの液状でなじませやすく、刺激レスでケアできます。頭皮は経皮吸収力が高いので、成分をより吟味したいもの」(小松和子さん:ナチュラルコスメ・パーソナルプロデューサー)

【ブランドストーリー】
 オランダの動物愛護活動家ポール・ペンダースによる、ハーブ学や薬草学を駆使したヴィーガン的化粧品。柱となるのは、自生または有機栽培された22種類のハーブをブレンドした独自エキス。マレーシア・ランカウイ島の熱帯原生林に囲まれた製造所で、一切の化学成分を用いず作られている。

(3) ザ・プロダクト ヘアワックス
42g ¥2079/KOKOBUY

 リップや指先、肌につけてもOKのマルチ保湿バーム的なワックス。「オレンジの爽やかな香りで、ベタつかないテクスチャー。まとめ髪の後れ毛処理や巻き髪の束感出しに活躍します。手についたワックスは洗い流さず、リップや手になじませて保湿できる点もこのアイテムならでは」(中條直子さん:コスメキッチン・バイヤー)

【ブランドストーリー】
 LAのヘアアーティストが開発。一日中使っても手あれせず、どんなスタイリングもできてクライアントの髪や頭皮も改善することを目指し、100%自然由来に。オーガニック認証を得たシアバターやアロエベラ、野生のミツロウ、自然由来のビタミンE、食用の精油だけで作られている。

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2012.10.02(火)
text:Mayuko Kashiwaya
photographs:Yasuo Yoshizawa
styling:Masayo Kooriyama

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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