ここ1、2年の間に誕生したバリ島のリゾートには、圧倒的な景観や、ユニークなアクティビティなど、他では体験できない独自の個性を打ち出したところが多いもよう。この特集では気になる新リゾート5軒をピックアップ。進化を続けるバリ島のリゾートシーンの、今が見えてくる。

vol.04 ザ・リッツ・カールトン・バリ

これぞオールマイティな絶景リゾート!

クリフトップのメインロビーから見下ろしたリゾート。

 インド洋を見晴らすヌサドゥアの、クリフサイドからビーチにかけた12.7ヘクタールの広大な敷地に展開。海抜70メートルのメインロビーから見下ろすリゾートの全容は、そのスケールの大きさに一国の王のような気分を味わえる。

 ロビーや、インドネシア料理や日本料理のレストランがあるメイン棟の「クリフサイド」と、美しい庭園にスパやチャペル、シーフード料理などのレストランのある「ガーデン&ビーチエリア」からなり、ガラス張りのエレベーターで結ばれているので、行き来はラクラク。

宿泊者はハイドロ・ヴァイタル・プールの他、サウナやスチームルームなども無料で利用できる。トリートメントの前に早めに訪れ、リラックスしたい。

 注目を集めているのは、2015年11月に登場したスパ施設。

 5カ所の水流マッサージ・ステーションを配したハイドロ・ヴァイタル・プールは、自然光が降り注ぐガラス張りのサンルームに熱帯の植物が生い茂ったもの。熱帯植物園のようなプールで受ける、水流の刺激が心地いい。

 14室のトリートメントルームのうち、4室のスパ・ヴィラは広さ50平方メートルのゆったりとしたスペース。海藻やパールなどを使ったメニューがおすすめだ。

 スイートとヴィラは313室。最も部屋数の多いサワンガンジュニアスイートにはラグーンプールに直接入れるタイプや、クラブラウンジを利用できるタイプも。

レッドマルーンやイエローなど、女性らしさを感じる色使いのサワンガンジュニアスイート。

 ちなみにクラブラウンジはプライベートチェックインができ、1日5回のフードプレゼンテーションに加え、3段トレイのアフタヌーンティーサービスも含まれる。

昼間はカジュアルでも夜にはグッとロマンティックな風情のシーフードレストラン「ビーチグリル」。

 6カ所あるダイニングは和食やインドネシア料理、シーフードにタパスなどバラエティ豊か。和食レストラン「RAKU」に隣接する「RAKUラウンジ」は、シャワーやロッカールームを併設し、チェックアウト後も快適に過ごせる。

The Ritz-Carlton, Bali
(ザ・リッツ・カールトン・バリ)

所在地 Jl. Raya Nusa Dua Selatan Lot III, Sawangan, Nusa Dua, Bali
電話番号 0361-849-8988
http://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/indonesia/bali

【日本での問い合わせ先】
ザ・リッツ・カールトン東京予約センター

フリーダイヤル 0120-853201

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/