【秋の食材】シイタケ
「シイタケ」が日本で食用とされたのは室町時代、栽培が始まったのは江戸時代と言われています。
ビタミンB群が多く、また免疫細胞を活性化させると言われているβ-グルカンの一種レンチナンが含まれており、ガンの発育を抑える効果がある他、豊富な食物繊維が余分なコレステロールや糖質などを腸内で吸着し、血中に取り込まれるのを防いでくれるため、糖尿病や高脂血症の予防にも効果があります。
マクロビ的にはキノコ類は総じて陰性に属します。そのため、生のシイタケよりも干しシイタケをよく用いますが、旬ならではの、生シイタケのふくよかな香りと弾力ある歯ざわりは是非楽しみたいもの。
食材を陽性にすると考えられている調理法、例えばじっくり煮込んでキノコ汁にする、高温のオーブンで焼く、など工夫をして旬ならではのおいしさを味わってくださいね。
◆「シイタケ」のマクロビレシピ
シイタケのベジ丼
旬のシイタケと、野菜類を合わせてオーブン焼きにし、本みりんと醤油で作る本格的な照り焼きソースを絡めたベジ丼に仕上げたマクロビレシピ。生シイタケのふくよかな香りと弾力ある歯ざわりを楽しんでください。
» レシピをみる
しいたけの甘辛煮
醤油とみりんを使った定番の味付けは温かいご飯やお弁当のおかずに、またちらし寿司の具材として、作りおきしておくと重宝します。
» レシピをみる
2016.10.16(日)
文=中村恭子
撮影=秋元良平