フードライターの曽束政昭さんに、大阪人のソウルフードに欠かせない甘辛いソースについて伺いました。
» 第1回 50年来の“母の味”特製ソースの「お好み焼き」
» 第2回 中太麺と甘辛ソースが絡み合う「焼きそば」
» 第3回 旨み生地×スパイシーソース「たこ焼き」
» 第4回 二度づけ禁止! ソースにドボン「串カツ」
» 第5回 ふるっふる角煮を包むソース味「とん平」
おうちではこのソース
お好み焼きに焼きそば、そしてたこ焼きと、大阪人のソウルフードは各家庭の味でもあります。それぞれにご贔屓の地ソースがあるなか、曽束さん厳選の5品はこちら。単品で使うのはもちろん、複数をブレンドしてお店っぽく楽しむのもアリ。
◆ 大正12年創業の老舗の味
「ヒシ梅タマリソース」
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「とろりとフルーティな味の中にキリッとした風味がある。お好み焼きによく合います」
★甘み=3.5、酸味=4、辛さ=2、とろみ=3
※5点満点
◆ とろりと生地に絡みます
「パロマお好みソース」
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「国産の野菜やフルーツを使っているそうです。酸味がいい感じに効いて全体的にマイルド」
★甘み=3.5、酸味=4、辛さ=1、とろみ=3.5
※5点満点
◆ 有名店も使う大人気のソース
「金紋お好み焼ソース」
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「まろやか、かつコクのある味わい。お好み焼きのほか、揚げものにもぴったり」
★甘み=4、酸味=3、辛さ=1、とろみ=4
※5点満点
◆ リンゴがベースでフルーティ!
「大黒 フルーツソース」
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「甘みと酸味、ほのかなスパイシーさのバランスが絶妙。粉モン、揚げものと万能に使える」
★甘み=4、酸味=3.5、辛さ=1、とろみ=3
※5点満点
◆ 日本の洋食に合う下町のソース
「ヘルメスウスターソース」
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「キレのいいシャープな味で、豚カツや串カツ、添え物のキャベツに最適!」
★甘み=1、酸味=3、辛さ=3、とろみ=0
※5点満点
●今回、お話を伺ったのは……
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曽束政昭(そつか まさあき)さん
フードライター。1日5食が身上のまんぷくライター。京阪神の月刊情報誌『ミーツ・リージョナル』をはじめ、関西を中心に幅広く活躍中。著書に、関西からの旅記事をまとめた『1泊5食』(京阪神エルマガジン社)など。
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2016.08.05(金)
Text=Awa☆Moriko
Photographs=Harry Nakanishi
Edit=Kanako Shibuya
CREA 2016年8月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。