カンパーニュ生地、ハードトースト生地のパンも美味
ライ麦粉を30%入れたカンパーニュ生地のパンもあります。
スウェーデン語で「大きい」とネーミングした「バムセ・カンパーニュ」は、そのままだと枕のようなサイズ。焼き上がりをそのままレジ横のカウンターに置いて冷ましていることも多く、ひと際、目を引く一品です。大きく焼くことで、皮はバリッ。中はもっちり。そのギャップが楽しい。
「ハニーナッツゴルゴン」は、ハチミツ漬けのナッツとゴルゴンゾーラチーズが、ライ麦入りの生地の風味によく合います。重い赤ワインとの相性抜群。
「カンパーニュ生地を食べてみてほしい」と、2種の干しぶどうをいれた「レーズンサルタナ」やスペイン産の甘くないチョコを使った「ライ麦ショコラ」を作ったり。さらに、プチサイズや小さな食パン型でも焼いています。シナモンの香りが広がる「りんごとくるみ」やほんのり甘い「マロン」など、誰でも抵抗なく食べられるでしょう。
ハードトースト生地には、オリーブオイルを20%入れていて、「それほどハードではありません」とのこと。しっとりしていて甘みも感じられ、口溶けがよくて食べやすい。
右:ハードトースト生地のパン。左から、「ごまちーずスティック」1本100円、「トマトとオリーブのグリッシーニ」80円、「バゲット・フロマージュ」250円。
「ハードトースト」は、サックリした歯触り。皮はパリッとして、中はしっとり。「ふわふわ、もちもちの食パンは好きじゃないので作っていません」ときっぱり。
この生地で、ゴマを練り込んだ「ごまちーずスティック」や「トマトとオリーブのグリッシーニ」といった細長いスティックタイプを作っています。ビールやワインのお供にも、おやつにもふさわしいパンです。
また、三日月型の「マルゲリータのカルツォーネ」や「ベーコンエピ」も同じ生地。
2016.07.10(日)
文・撮影=そおだよおこ