【夏の食材】ピーマン

「ピーマン」は血液をサラサラにして血栓を予防するとともに、血液の循環もよくするので脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果があると言われています。またトマトの4倍ものビタミンCを含むほか美肌作りに欠かせないカロテンやビタミンEを含む優秀な緑黄色野菜です。色素成分であるクロロフィルには強い抗酸化作用がありアンチエイジング対策にも役立ちます。
マクロビ的には「苦味」に分類され、「辛み」のニンニクやネギ類などと合わせることにより心臓や小腸に良いとされていますが、陰性(体を冷やす、暖かい季節によく成長する)の食材に分類されるので、果物と同様に冷え性の方は食べすぎないようにしましょう。
とはいえ、美容面でも健康面でも役立つ優秀な「ピーマン」。露地物の出回る夏には、体も陰性のエネルギーを必要とします。生ではなく加熱調理をすることで「冷やす」性質を和らげることができます。取り入れる時期と調理の工夫でおいしくいただきましょう。
◆「ピーマン」のマクロビレシピ

コンニャクの青椒肉絲(チンジャオロース)
チンジャオロースは、ピーマンとタケノコ、豚肉または牛肉の細切りで作るおなじみの中華炒め。お肉の代わりに、なんとコンニャクを使ったマクロビレシピを紹介します。
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丸ごとピーマンのオイル漬け
ピーマンに刷毛でオリーブ油を塗りながら、種もそのまま丸ごとじっくりとジューシーに焼き上げ、熱々のところにひと煮立ちさせた醤油をかけます。包丁いらずの簡単レシピです。
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2016.06.14(火)
文=中村恭子
撮影=秋元良平