【夏の食材】バジル

 「バジル」はインドや熱帯アジア原産のハーブです。古代ギリシャでは「王様の薬草」と呼ばれ、古くからその効能が知られてきました。ビタミン、ミネラルが豊富で、また独特の香り成分には鎮静、食欲増進、抗菌作用といった働きの他、集中力を高める効果もあると言われています。

 マクロビ的には熱帯の食材なので陰性(体を冷やす)に分類されます。夏に旬を迎える野菜は全般に陰性で体を冷やすリスクがありますが、それ以上にビタミンやミネラルが豊富なものが多いので、おいしい時期には積極的に食べたいもの。その際、体を冷やしすぎない工夫として、塩気のある味付けにする、加熱するなどしていただくと良いでしょう。

 また水分を除いたり、塩や味噌、醤油など陽性の食材に漬け込んだりすることで更にその効果が高まるので、調味料、調理方法などを工夫して取り入れたいですね。

 また、バジルにはファイトケミカルの一種であるβカロテンが豊富なので、カロテンの抗酸化作用を取り入れるために油と一緒に摂ることも意識してみましょう。

◆「バジル」のマクロビレシピ

バジルと塩麹漬け豆腐のカプレーゼ

 夏に旬をむかえるバジルを使った定番サラダ・カプレーゼを、一口サイズのピンチョスに仕上げたマクロビレシピです。

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ジェノバソース(バジルソース)

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2016.06.14(火)
文=中村恭子
撮影=秋元良平