【夏の食材】レタス
「レタス」はその成分の95%が水分で、利尿作用のあるカリウムを多く含んでいます。そのため、むくみの解消や血圧を下げる効果があります。またレタスには、ビタミンCのほか、「若返りのビタミン」と言われるビタミンE(油で吸収率アップ)、そしてカルシウムも豊富に含まれています。このカルシウムは酢と併せて摂ることで吸収率が高まるので、油と酢の両方を使ったドレッシングなどで食べることがおすすめです。
漢方では筋骨を補い、五臓の働きを促進し、腸の働きを良くすると言われており、骨に、内臓にと内面から体作りをサポートしてくれる頼もしい夏野菜です。
ハウス栽培が盛んで一年中手に入る野菜ですが、日本一の出荷量を誇る、長野県の露地物が出回るのは夏。栄養の詰まった旬のものはおいしさも格別です! マクロビ的にも、野菜の質を重視するとともに、季節の野菜を食べることの大切さを伝えています。
瑞々しくフレッシュなレタスをたっぷりとって、夏を元気にアクティブに過ごせるよう、体のメンテナンスに役立てていきましょう。
◆「レタス」のマクロビレシピ
レタスのマクロビドレッシングサラダ
数種類のレタスを組み合わせることで、食感に変化が出てたくさん食べられます。更に、海藻や、ナッツ、シード類などトッピングをいろいろ変えると、飽きずに楽しめます。
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玄米カレーチャーハンのレタス包み
スパイシーな玄米カレーチャーハンを、レタスで包んでいただくレシピを紹介します。シャキシャキおいしい旬のレタスを、おいしくたくさん食べられるメニューです。
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中村恭子 (なかむら きょうこ)
地産地消料理研究家/健康管理士
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ/食育アドバイザー
2011年東京都より長野県茅野市に移住。同年、自身のプロデュースするオールベジの焼き菓子を提供するCafe 楢 Oak(カフェオーク)をオープン。また地産の伝統野菜を紹介するイベントの企画・運営や、それらを使ったオールベジ料理・菓子のメニュー開発等を行う。東京・蓼科で月に一度オールベジ料理を食べて学ぶ料理教室を主催。
ブログ(毎週水曜日更新) http://www.cafe-oak.net
※カフェの営業はゴールデンウィーク・夏季シーズンのみ
Facebook https://www.facebook.com/kyoko.nakamura.18
撮影/秋元良平 http://ryohei-akimoto.jp
Column
自分にも地球にも優しい
「週1回ベジ食」のすすめ
週に1回、お肉を控えて野菜を中心にした食事をする「週1回ベジ食」はじめませんか? 「週1回ベジ食」は、体に優しいのはもちろん、肉食をやめることで地球温暖化の原因のひとつと言われる無理な畜産の抑制にもつながる、地球にも優しい食スタイル。自分と地球をいたわる、ヘルシーなだけでなくちゃんとおいしい「週1回ベジ食」レシピをご紹介します。
2016.06.14(火)
文=中村恭子
撮影=秋元良平