高取城跡最大の見どころ、本丸天守台の石垣。高さ約12メートルの巨大さに圧倒される。 高取城は白漆喰塗りの天守閣や櫓(やぐら)の美しさから「芙蓉城」とも呼ばれたという。 高取町は、山城と薬の町として知られている。 自然に囲まれのんびりした時間が流れる壺阪山駅からスタート。 土佐街道には江戸時代さながらの古い町屋が今も残っている。美しい建築だ。 薬草のイラストが描かれたタイルは9種類あるそう。それぞれ薬効も記載されている。 モンベルのガイド・關祥平さんが「みんなで食べましょう」と、柿1袋買ってくれた。 土佐街道にある観光案内所「夢創館」でひと休み。お菓子やコーヒーも売っている。 地元の製薬会社が作ったのど飴やハーブ茶、入浴剤などを販売している。 「くすり資料館」で展示されている昔の薬。緻密なパッケージデザインが美しい。 きれいに継承されてきた植村家長屋門。なかは東西それぞれ4部屋があるという。 敵兵の攻撃を抑えるため、道が曲がりくねっている。 敵兵の侵入時に沢に架かる橋を落とし、時間を稼いだとされる。 城内への入り口近くにたたずむ「猿石」。ソロハイクだったらちょっと怖いかも。 城内には高い石垣が残り、異世界に迷い込んだような感覚に。 国見櫓跡地からの眺望。奈良盆地や金剛山地などを見渡せる。 圧巻の本丸天守台の石垣。観光パンフレットにも写真が使われる町の「顔」だ。 今回いただいた「ヤマトの柿の葉ずし」はサバだけではなく、タイやエビなど7種類。 日本各地に現存する「五百羅漢」。高取山のものは16世紀末ごろ彫られた説が有力だそう。 眼病封じで名高い壷阪寺では、御祈祷済みの目薬を販売している。 高取城は日本三大山城とされ、登山者だけでなくお城好きや歴史好きが全国から訪れる。 八経ヶ岳へは本格的な登山となるので、日帰りの場合は早朝出発が必須。 登山道にたたずむ真言宗の僧・聖宝(しょうぼう)の像。修験道再興の祖といわれる。 倒木に腰掛けて休憩。空気が澄んでいて、気持ちがいい。 足元には木漏れ日に照らされた美しい苔の世界が広がっていた。 行場に置かれた「碑伝」。修験者は大峯奥駈道での修行を義務づけられていた。 弥山山頂の弥山弁財天社は、音楽や芸能の神様である弁財天を祀っている。 弥山小屋に宿泊してゆっくり歩くのもあり。近くにはテント場もある。 八経ヶ岳の山頂は荒涼とした独特な雰囲気に包まれている。 高取城跡トレッキングルートと大峯奥駈道は、人力による移動で日本の自然や歴史、文化を楽しみながら旅する「ジャパンエコトラック」のコースに登録されている。奥大和エリアでは2026年2月1日まで専用アプリにてデジタルスタンプラリーを開催中。ご当地グッズやアウトドア用品が当たるプレゼント抽選もある。 一本締めで奥大和の山旅は完結。お疲れさまでした!