「吉野・黒滝トレッキング」へ。 名物のこんにゃくのほか、特産物やフードメニューなどが楽しめる「道の駅 吉野路黒滝」。今後は、ここにモンベルショップがオープンする予定です。 準備運動をしてスタート! しばらく舗装道路を歩くと、徐々に山のなかへ。 ところどころ出現するハイキングコースの道標を確認しながら、前へとすすみます。 密集した吉野杉が、まっすぐ空にのびるようすは圧巻! 谷底のほうまでたくさんの吉野杉が力強くそびえる。 杉林を抜けると、標高533m地点にある地蔵峠に出る。峠の名の由来となった地蔵堂があり、江戸時代に造られた地蔵菩薩像が祀られている。通過する前に、地蔵菩薩の御真言「オン カカカ ビサンマエイ ソワカ」と唱えてみよう。 正面奥に見えるのが「鳳閣寺」の道場。勅令により、国家安泰の祈願道場として開山された。 展望台からの絶景に癒やされる。 左手奥に青くうっすらと姿を見せるダイヤモンドトレール。左から金剛山、葛城山、二上山。(※上の写真では、二上山は霞んでいてほぼ見えていませんが…。) 西行庵へと続く階段。 西行法師が住んでいたとされる庵。西行法師は平安末期の歌人で、『新古今和歌集』の歌人の一人としても知られる。 訪れたのは晩秋の某日。赤黄に染まる紅葉の爽やかな葉擦れの音に癒やされる。 西行庵の向かいの山の中腹にも、大きな広場が。見晴らしがよく、ベンチも備えられているので休憩場所にピッタリ。 趣のある石畳の道の先に大峯奥駈道の道標が。 金峯神社は1000年以上の歴史がある古社。 大峯修行場の一つで、扉を閉じると塔の中は真っ暗になるのだとか。 高城山山頂へつづく坂道は紅葉の名所。 明治創業の老舗「柿の葉すし本舗 たなか」の柿の葉すし。鮭、鯖、鯛の3種のすしが楽しめる。 持ち運びしやすいモンベルの野点セットでゆるりとした時間を過ごす。モンベルの赤いグランドシートもまた雰囲気が出る! お茶を点てている時間は無心になれて、頭のなかもクリアに。 奈良と大阪の県境である金剛山も望める絶景スポット。春の桜が散る頃には、桜の花が谷下から舞い上がる桜吹雪を見ることができる。 𠮷水神社(よしみずじんじゃ)。 拝殿の隣には、日本最古の書院造りと言われる書院がある。源 義経と静御前が過ごした「潜居の間」や、「後醍醐天皇玉座の間」があり、多くの宝物・文化財も展示されている。 国指定名勝となっている吉野山の桜のうち、中千本(吉野山の中腹エリア・標高約350~370m辺り)と上千本(中千本に続くエリアで標高約390~600m辺り)が一望できる。 2004年、修験道の聖地である吉野・大峯は、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つとして世界文化遺産に登録された。 本堂である蔵王堂は迫力満点! 木造の古建築としては、東大寺大仏殿に次ぐ規模を持ち、本堂のなかには三体の秘仏本尊・金剛蔵王大権現が祀られている。 金峯山寺から約30分歩き、ついにゴールの吉野駅に到着。お疲れ様でした! 奈良の大自然の深部へ。