「界 川治」で提供される「鴨のもうりょう鍋」。合鴨のロース肉を出汁にさっとくぐらせて味わう。 加賀の伝統的な建築手法である紅殻色の格子越しに、開湯1300年の歴史を有する山代温泉の街並みを一望する。 九谷焼や山中塗など、約100種の器から好きなものを選んで、アルコール、北陸の食材を用いたピンチョス、おつまみを楽しむ。写真はジントニックとピンチョス、香の物。 遠江屋本舗の湯せんぺいの特徴である軽い口どけは、徹底した温度管理によって実現するという。1枚1枚を9丁の金型で手焼きする、職人技を学ぶことができる。 小麦粉、砂糖、卵、重曹、温泉水を原料に焼き上げられる湯せんぺいは、ほのかな甘味とサクッとした食感が特徴。明治時代初期に、島原城のお殿様に献上するお菓子として作られたのが始まりだとされる。 ジビエや山菜、渓流魚を食するのは栃木の伝統的な食文化。自然の恵みを無駄にしないため、骨や肉を使って出汁を取り、そばを食べる文化もあったという。 「鴨のもうりょう鍋」は、このようなスタイルで提供される。煮込まれたもも肉の後は、合鴨のスライスをこの出汁にくぐらせて堪能する。 酒蔵を訪れ、写真の芋切りのほか、仕込み、発酵、蒸留といった焼酎が造られる過程を見学することができる。 鹿児島県に伝わる黒千代香(くろじょか)という器に、水と焼酎を合わせたものを寝かす一種の水割りが、前割りという飲み方。焼酎の味と香りだけでなく、器や飲み方などの焼酎文化をトータルで学ぶことができる。