◆亀屋良永「御池煎餅」

特製蜜と醬油で甘じょっぱいふんわり食感

 日本屈指の老舗和菓子店がひしめく京都において、銘菓と聞いて真っ先に名の上がる商品のひとつが、筒状のスチール缶に1枚ずつ重ね収められた「御池煎餅」。

 日本を代表する版画家・棟方志功氏がラベルのデザインを手がけたことでも知られるこちらのお菓子は、天保3年創業の京菓子司、亀屋良永の看板商品だ。

 米粉の生地をふっくら焼き上げる麩焼煎餅というタイプで、口当たりがフワッと軽く、舌の上でスッと消える儚げな口溶けが特徴。ほんのり漂う醬油の風味と、裏側に塗った特製蜜のやさしい甘さが口の中で溶け合うおいしさは、いつの時代も年代を問わず愛され、京都みやげとして根強い人気を誇っている。

 軽く焼いた表側に縁起のいい亀甲模様がつけられているため、お祝いごとの贈り物としても選びたい。

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