美食と名作アートの競演、6つのダイニング
クルーズの大きな楽しみが、美食。飛鳥、飛鳥Ⅱと受け継がれてきた食へのこだわりは、歴代の乗船客からも高く評価され、飛鳥Ⅲでもその期待を裏切らない食体験が待っています。
ダイニングはオールデイダイニング(ビュッフェレストラン)に加え、フランス料理、割烹料理、イタリア料理、グリル料理と世界各国の料理が楽しめる計6カ所。日本各地から届く選りすぐりの食材を使い、ワゴンサービスやカウンターなど、シーンも多彩。シグネチャーレストラン「ノブレス」では、コースのみならずアラカルトを用意するなど、ここにも選べる自由が取り入れられています。
そして皿を彩る美しい料理に加え、眼福なのが各レストランに飾られたアート作品。五感を楽しませてくれます。
朝食から夜食まで楽しめるビュッフェの「エムスガーデン」とコース・セット料理・アラカルトの「フォーシーズン・ダイニングルーム」は、予約は不要、好きな時に利用することができます。追加料金もかかりません。
「エムスガーデン」は、和食を含む様々な料理がずらり。さらにビールやワインのフリーフローコーナーやデザートコーナーなど、回遊する楽しさがあります。ある日の朝食の丼コーナーでいくらと明太子を好きなだけよそった“盛り盛り二色丼”を作った時は、テンションも上がりまくりでした。これぞ、ビュッフェの醍醐味!?
「フォーシーズン・ダイニングルーム」は初代飛鳥・飛鳥Ⅱからの名前を引き継ぎながらも、コンセプトは一新。日本で生まれた洋食・和食を、コース料理とアラカルトでサーブします。シグネチャーのハンバーグは、“いわて短角牛のモモ肉”と“飛鳥豚”を使い、肉の旨味が口いっぱいに広がります。
今回のわたし的ハイライト、お目当てだったのは割烹料理「海彦」(要予約、要席料)。前回、前々回と予約は激戦、あえなく断念。今度こそはと期待していました。飛鳥Ⅱの寿司をメインとしたコンセプトから変わり、一品ずつ好みで注文する割烹料理に。
席に着き、好みの箸を選ぶところから食体験は始まります。突き出しは鯛の子やフキを煮たものとゴマ豆腐。出汁が利いています。
お造り、焼き物、温物、揚げ物、お食事、どれも美味しそう。
刺身の盛り合わせをはじめ、ふんわりと香ばしい鰻の白焼きや金目鯛の煮付けなどが順に運ばれます。真打登場の日替わり握り(剣先イカ・大トロ・ムラサキウニ)まで、心ゆくまで旬の味覚を堪能しました。
クリエイティブなフランス料理「ノブレス」(要予約)は前菜・メイン・デザートのコースもしくはアラカルト。ここでは、シグネチャーの「貴族のパテ」ははずせません。フォアグラや鴨肉、仔牛、ホロホロ鳥、ウズラなどをミンチにしてパイ生地で包み、焼き上げたもの。濃厚な味わいはボディがしっかりとした赤ワインがぴったりです。
イタリア料理「アルマーレ」(要予約、要席料)は、演出が楽しい食体験。ワゴンに乗せた本日の厳選食材がテーブルまで運ばれ、シェフのおすすめの調理法が紹介されます。ゲストは食べたい食材と調理法を伝えれば、自分好みの一皿が目の前に届くというわけ。シグネチャーのパスタも忘れずにオーダーを。
「グリルレストラン パペンブルグ」(要予約)は、ディナー時のみ、エムスガーデンを抜けた先のテーブル席とオープンデッキで営業しています。グリルで焼き上げた肉や魚、野菜を9種のスパイスでいただきます。豪快に焼き上げた贅沢な素材を、スパイスをあれこれ試しながらいただく楽しさがあります。
次回は洋上の露天風呂や脳科学からアプローチするスパ・トリートメント、寄港地ツアーなど、飛鳥Ⅲならではの船旅の楽しみ方をご紹介します。

