老犬と暮らすのは楽しい!

――先ほど餌がよくなくて尿道結石になってしまったと話されていましたが、そこからご飯も見直されたり?

やつい すぐしました。こぶしは療養食ですけど、尿道結石ができにくいものを食べるようにしています。おやつは最初にお世話になったトレーナーさんからあげなくていいと言われたので、2匹ともあげてないですね。

 あと、こぶしは尿が自力では出せないので、カテーテルで針のない注射器から出すようにしてます。最初は自然に任せてたんですけど、ヘルニアもあるし、こぶし自身、尿意を感じないせいか、尿を溜めすぎて膀胱が伸びてしまったんです。カテーテルになってからは、こぶしも調子が良さそうですし、僕らもかなり楽になりました。

 けどね、僕は老犬を飼ってみたいという想いが最初からあったんです。老犬がむちゃくちゃかわいいと誰かに言われたか本で読んだかして、老犬にと暮らすのが楽しみだなと思っていたので、今まさに楽しいですね。

 何より、小さな頃から自分が育てて関係性を築いた老犬と暮らしたかったので、今が本当に一番かわいいです。ほかの人からすると、こぶしのお世話は大変に思われるかもしれないですけど、かわいいから大変だとも思わないんですよね。

松嶋 赤ちゃんのお世話の練習をさせてもらった感じはします。今、育児の真っ最中なんですけど、こぶしは赤ちゃんみたいで。栄養が足りてなくて、ささみとかおかゆを与えなきゃいけない時期は離乳食を作ってるみたいだったし、おむつを変えるのもそうです。

やつい そう、すべてかわいい。お金がかかること以外はね。

松嶋 (笑)。甘く見ていて、保険に入ってなかったんです。

――やはり保険は入っておいたほうがいいんですね。

やつい 動物の保険は、マジで入っておいたほうがいいです! 動物は100%と言っていいほど、病気になるから。こぶしが小さい頃は事前に病院で払ったお金はあとで申請したら帰ってくる仕組みで面倒くさかったんです。けど、今は人間の保険制度と一緒で、病院で支払う時に割り引いてもらえるから楽。だから、こはだはペットショップですぐ、一番いいランクの保険に入りました。

――こぶしくんで経験したいろんな学びが、こはだくんに活かされているんですね。2匹は性格もだいぶ違いますか?

やつい そうですね。こはだはご飯を食べたいとか散歩に行きたいとか主張しないで、じっと待ってます。吠えたこともほとんどないです。

 こぶしは歳を重ねて、だいぶわがままにもなりました。今食べたいだとか、若い頃はまったくそうではなかったのに、歳を取って、自分のペースでやりたがるようになりました。たぶん体が不自由になったもどかしさから、イライラしてしまうんだと思います。一緒に寝ていたベッドにも自分で登れなくなってしまったので、今登りたいとかも教えてくれるようになりましたし、最近はご飯の時間がどんどん早くなってるんですよ。

松嶋 朝9時にご飯をあげてたんですけど、今、実家からやついさんのお母さんが来ていて、朝7時にあげちゃったんですね。そうしたら、4、5時からご飯が欲しいって鳴くようになって。

 ただ、ご飯を食べるとすぐ寝るので、また静かになりますけど。

次のページ 朝4時、こぶしの鳴き声で朝が始まる