やりたいことを実現させたいし、すべて手に入れたい!
――お笑い芸人としてだけでなく、俳優、トレーニングウェアブランドのプロデュース、そして映画監督。あらゆるジャンルで活躍されていますが、進む方向を悩んだときに指針にしているものはありますか?
「これで合っているのかな」って立ち止まってしまうことはなくって、常に、やりたいことをとにかくどんどん実現させたい、すべて手に入れたいみたいな気持ちなんです。
『禍禍女』の構想に入りました、『極悪女王』のオーディションがありました、練習がありました、撮影がありました、『禍禍女』の撮影に入りました、そして次にアメリカに行きましたって感じで、常に何かにチャレンジしているのが心地いいんです。没頭していたい気持ちが大きくて。今は次に没頭するものを探しています。何がいいかなぁ。
――『禍禍女』は、第62回台北金馬映画祭で、日本人監督として初めて「NETPAC賞」を受賞されました。海外での評価が高まっているので、映画監督としてさらなる活躍も期待されますね。
日本ではまだ公開されていないし、海外では日本ほどゆりやんレトリィバァの名前も存在も知られていないので、ドキドキだったんですが、観客のみなさんが楽しんでくれていてとにかくうれしかったです。
――南沙良さんや、連続テレビ小説『ばけばけ』でヒロインを演じている髙石あかりさんなど、今注目のキャストが揃っていますが、お二人をはじめ出演者の方々とご一緒して、どんな刺激を受けましたか?
主人公の早苗を演じた(南)沙良さんには、観ている人みんなが違和感を覚えて、「あんたも悪いやろ」って思われるようなぶっ飛んでいる演技をしてもらいたくて。でもただ狂っている人ではない。
なので、現場でも「早苗ってこういう人だよね」って2人で確認し合うようにコミュニケーションをたくさん重ねて、一緒に役を作り上げていきました。相談して、変わった部分もたくさんあります。
髙石さんは『ばけばけ』とはまるで違う雰囲気で、演技の幅がすごいですよね。私は「100パーセントかわいそうな人」はいないと思っているので、そのニュアンスをみなさん出してくれたと思います。
出演してくださった方々は、はじめましての方も多かったので毎朝撮影が始まる前にみなさんと「『禍禍女』大ヒットさせるぞー!」って大きな声を出して、気持ちを一つにする時間がありました。この朝礼のような時間があったからこそ皆さんと同じ方向をむけたのかなって感じています。言葉の力を信じているので、絶対この映画はヒットすると確信しています!
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ゆりやんレトリィバァ
1990年11月1日生まれ、奈良県出身。関西大学在学中に吉本興業NSCに入学。2017年、女芸人No.1決定戦「THE W」第1回大会で優勝。2019年にはアメリカのオーディション番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」に挑戦し、注目を集める。Netflixドラマ『極悪女王』で主演を務めるなど活躍の場を広げる。2024年に活動拠点をアメリカ・ロサンゼルスに移す。
『禍禍⼥』
2026年2月6日(金)全国公開
監督:ゆりやんレトリィバァ
出演:南沙良、前田旺志郎、アオイヤマダ、九条ジョー、鈴木福、高石あかり、鈴木福斎藤工ほか
配給:K2Pictures
https://k2pic.com/film/mmo/
