冷たく乾いた木枯らしが吹き、日本に冬がやってきました。自然の美しさと厳しさをひときわ感じる季節です。凍てつく寒さが生む景色や、澄んだ空気に映えるイルミネーション……日本各地の冬ならではの絶景・風物詩を集めました。
暖かくして、今しか見られない冬景色に会いにいってみませんか? 今回は、秋田県が誇る冬の絶景・風物詩をピックアップ。日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。
※過去掲載記事の内容を2026年版にアップデートし、再公開しています。
» #01 上桧木内の紙風船上げ
» #02 十和田湖冬祭り
» #03 犬っこまつり
» #04 なまはげ柴灯(せど)まつり
» #05 掛魚まつり(別名たら祭り)
» #06 東成瀬村の不動滝
» #07 横手のかまくら
» #08 しがっこまつり
» #09 アメッコ市
» #10 クリスマスマーケット
◆上桧木内の紙風船上げ
上桧木内の紙風船上げは、仙北市で昔から伝わる小正月の行事。五穀豊穣、家内安全、商売繁盛の願いを込めて、夜空へ紙風船を打ち上げる。
武者絵や美人画が描かれ灯火をつけた巨大な紙風船が、きらめく星々のごとく真冬の夜空に舞う、秋田県を代表する冬の風物詩だ。
伝説では、江戸時代の科学者である平賀源内が銅山の技術指導に訪れた際に、熱気球の原理を応用した遊びとして伝えられた、といわれている紙風船上げ。年の初めに紙風船に願いを託してみては。
開催日程:2026年2月10日(火)
上桧木内の紙風船上げ(かみひのきないのかみふうせんあげ)
所在地 秋田県仙北市西木町上桧木内字大地田(紙風船広場)
https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/06_kamifuusen.html
◆十和田湖冬物語
雪と氷に覆われた神秘的な十和田湖。ここで行われる冬恒例のイベントが「十和田湖冬物語」。空気の透明度が高く、澄んだ冬の空に打ち上がる花火は、とても色鮮やかで幻想的。
満天の星をバックに約5分間のプログラムによる音楽と花火がシンクロしたショーが上演されるほか、予約制でメッセージ花火を打ち上げることもできる。大切な人へ、美しい十和田湖畔から思いを込めた花火を贈るのもいいだろう。
会場には、「雪灯り横丁」による屋台や滑り台などが設置されたスノーアクティビティパークもあり、大人から子どもまで思い切り楽しめる。
開催期間: 2026年1月30日(金)〜2月23日(月)
※火・水・木曜日休み/ただし2月11日(水・祝)は実施
十和田湖冬物語(とわだこ ふゆものがたり)
所在地 十和田湖畔休屋多目的広場
https://towadako-winter.com/










