【冬の食材】ごぼう(牛蒡)

 「ごぼう」はユーラシア大陸原産で、平安時代に中国から薬草として渡来してきたと言われており、漢方では解熱や解毒に用いられます。マクロビ的には土の中で育つこと、色が黒く固い食材であることから陽性(体を温める)に分類されます。

 豊富な食物繊維と強い抗酸化作用のあるタンニンなどのポリフェノールを含んでいて老化防止・風邪予防に効果があるほか、イヌリンという成分が血糖値を下げるので糖尿病予防にも効果が期待できます。

 他にも、利尿作用がありむくみ解消に役立つこと、また葉酸の働きで貧血予防ができるほか、アルギニンという成分が生理不順に良いとされるため女性にとって強い味方の食材と言えるでしょう。

 アクが強く、皮をむき、水にさらしてから調理するイメージがありますが、皮に多くの栄養素を含んでいるのでむかずに調理、また旨みと栄養素の流失を防ぐため水にさらさずに丸ごと調理していただきましょう。

 旬のごぼうパワーで女子力をアップしてくださいね。

◆「ごぼう」のマクロビレシピ

ごぼうと生姜のスープ

 女性の強い味方の食材、ごぼうでポタージュスープを作ります。体を温め、免疫力をアップさせると考えられている生姜を合わせることで、体に更に嬉しい効果が期待できるマクロビレシピです。

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五目きんぴら

 ごぼうと他の根菜類に、こんにゃくを組み合わせた食物繊維たっぷりのレシピ、お惣菜の定番・五目きんぴらをご紹介します。ごぼうは皮に多くの栄養素を含んでいるので、むかずに丸ごと調理して使うのがポイントです。

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2016.02.19(金)
文=中村恭子
撮影=秋元良平