【冬の食材】春菊
「春菊」はトルコやギリシャなど地中海地方が原産です。春菊特有の香りには、リラックス効果や食欲増進、胃の保護、咳止めなどの作用があると考えられており、昔から「食べる風邪薬」として扱われてきました。また、のぼせを解消し、イライラを鎮める作用もあると言われています。
ほかにも、食物繊維が豊富なので便秘を解消し、生活習慣病の予防にも役立つほか、カリウムも多いので利尿を促してむくみの解消や血圧を下げる効果もあります。
また抗酸化力を持つβカロテンは、油やタンパク質と一緒に摂ると吸収率が高まり、栄養効果もアップします。良質のオイルやタンパク質豊富な豆類、ナッツ・シード類などと合わせれば栄養満点!!
風邪の流行るこれからの時期、旬のおいしい春菊を日々取りいれて、風邪の予防に、諸症状の緩和に役立ててみてくださいね。
◆「春菊」のマクロビレシピ
春菊とクルミのサラダ
「食べる風邪薬」と言われる春菊と、オメガ3脂肪酸が豊富で美容と健康に良いことで知られるクルミを合わせたマクロビレシピ。ごま油とネギで作る中華風のホットドレッシングは、サラダ以外にも応用可能です。
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2016.02.19(金)
文=中村恭子
撮影=秋元良平