ヒツジの乳で作ったパグチーズは絶品!
というのも、パグ島の中心地は南部のパグと、北部のノヴァリャがあり、南部は歴史が香る落ち着きのある佇まい、一方の北部はビーチパーティーで大はしゃぎと、雰囲気が異なり、集まるツーリストの雰囲気も別モノです。おまけに同じ島ながら、南部と北部では島民の考え方まで違うのだとか。
パグ島の産業のなかでも最も重要なのが、上質な“塩”。その歴史は長く、11世紀から塩づくりを行っていたそう。
また、パグ島の気候の大きな特徴が、“ブーラ”と呼ばれる冬の猛烈な北風。この風が海水を牧草地まで運び、セージやローズマリーを塩味に味付けします。そのハーブを食したヒツジの乳から作った“パグチーズ”が、これまた絶品!
クロアチアの人々に「パグ島へ行ってきた」というと、何よりもパグチーズのお土産を期待されちゃうのだとか。
2015.12.26(土)
文・撮影=古関千恵子