Magnificent View #816
ティーン教会(チェコ)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
チェコの首都プラハに立つこの教会の正式名称は、「税関の前の聖母マリア教会」。かつて裏側に税関(ティーン)があったため、この名が付けられた。
目を引くのは、高さ80メートルの尖塔。堂内には、プラハ最古のパイプオルガンや17世紀に描かれた祭壇画、豪華なシャンデリアもあり、この街きっての観光スポットにもなっている。
そんな有名な教会ながら、入口はとても分かりにくい。正面玄関の前に立つ建物の1階にあるレストランを経由しなければ、堂内に入ることができないのだ。
その理由は、1620年に勃発した 「白山の戦い」に由来する。この教会はもともとフス派プロテスタントの拠点だったが、プロテスタントの敗北により、ローマカトリックの教会に変わってしまった。それを不満とするフス派の人々が、教会の入口を塞ごうと、建物を建ててしまったのだ。
そんな過去もあるが、現在はいたって平和。クリスマスシーズンから1月1日にかけては、教会の前に広がる旧市街広場に巨大なクリスマスツリーも登場。美しくライトアップされたティーン教会とともに、冬の旧市街広場のシンボルとなっている。
文=芹澤和美
