Magnificent View #689
ワット・チャロン(タイ)
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タイのプーケット島には30近くの寺院があるが、最も人々に愛されているのが、ワット・チャロンだ。
寺の創建は19世紀中頃。当時、プーケットでは大規模なスズの採掘が行われ、3万人以上もの中国人が労働者として働いていた。しかし、1879年、スズの生産量が減少したことにより仕事を失った坑夫たちが暴動を発起。この寺院の僧侶であったルアン・ポー・チャムとルアン・ポー・チュアンの2人が彼らを説得し、奇跡的に鎮めたのだという。
以来、ワット・チャロンは不思議な力を持つ僧侶がいると有名に。彼らが亡くなった後も本堂に像が安置され、参拝者は絶えることがない。今でも、商売や健康に関する願いを叶えようと、島内のみならず全国から多くの人が訪れている。
篤い信仰のなによりの証が、高僧の像をびっしりと埋め尽くす金箔だ。これは、ご利益を得ようと参拝者たちが貼り付けたものだという。
文=芹澤和美
