Magnificent View #555
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂(ブルガリア)

(C) R. Ian Lloyd / Masterfile / amanaimages

 ブルガリアの首都ソフィアのシンボルといえば、この建物。世界最大級の正教会の建物であり、この国で最も美しい聖堂ともいわれている。

 特徴は、金箔が施されたドーム型の屋根。その輝きは、数十キロ離れたところからでも見ることができる。また、高さ53メートルの鐘楼には12個の鐘が据え付けられ、鐘の音は半径15キロの範囲にまで響き渡るという。

 外観に劣らず、内部も豪華絢爛だ。各国の芸術家によって描かれた聖像や、大理石を使ったモザイクの壁画など、独特の内装が施されている。

 こんなゴージャスな聖堂での結婚式は絵になりそうだが、記念碑としての役割を負うこの聖堂は教区を持たないため、結婚式も葬儀も執り行われていない。国王ボリス3世の結婚式と葬儀、ブルガリア正教会のキリル総主教の葬儀、ブルガリアの有名なオペラ歌手ボリス・クリストフの葬儀だけが例外だったという。

Column

今日の絶景

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2015.04.08(水)
文=芹澤和美