Magnificent View #492
オリャンタイタンボ(ペルー)
(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
マチュピチュに続き、ペルー第二の遺跡といわれるのが、オリャンタイタンボ。「インカの聖なる谷」と呼ばれる、インカ帝国の砦の跡だ。1536年、インカ帝国15代皇帝のマンコ・インカ・ユパンキが、スペインの支配に反乱を起こした際、立てこもった場所でもある。
山の急な斜面に築かれたこの砦には、巨大な岩が隙間なく並ぶ「六枚屏風岩」や、巨石を組み合わせた壁などが残り、インカの知恵を随所で見ることができる。
さらに、遠くから水を引く水路や、流水を絶えず落下させる泉、水汲み場など、水道設備まで完備。マンコ・インカ・ユパンキが篭城した際も、水に困ることはなかったという。付近の村では、今でも当時の水道を利用している。
文=芹澤和美
