頻繁に使うものだから、人目につきやすく、自分でもたびたび目にすることになる、お財布。あまりくたびれていると恥ずかしいし、私自身もテンションが下がるので、年に1回くらいのペースでマメに代替わりさせることにしています。
選ぶのは、ほとんどが長財布。職業柄、領収書を貰うことも多いので、お札用以外にもポケットがあること、容量がたっぷり入ることが条件です。また、色にもこだわりがあり、昔タクシーのなかで黒いお財布を落として以来、黒は使ったことがありません。手持ちのバッグに黒が多いということもあり、お財布は、そのなかでも見つけやすい“目立つ色”と決めています。もちろん、単体で持つ機会も多いので、デザインも納得がいくまで探しますよ。
そんな私が最近見つけたのが、リード・クラッコフのお財布。とにかく革が柔らかいので、薄くてスマートなのに中身がたっぷり入りそう。持った時に手に馴染む感じもいいですね。金具のデザインが可愛いのも気に入った点なのですが、最近では、使い心地のよさもモノ選びの重要なポイントです。さらに、ほどよい価格も魅力的。高価なクロコのお財布も素敵ですが、それを持つのは50万円くらいの札束を持てるようになってから(笑)。そういうバランス感覚も大切にしたいですね。
財布・パイソンレザー(黒)¥73500、ナッパレザー(グリーン、ブラック、オレンジ)、パテントレザー(ベージュ)各¥50400
伊藤美佐季 (いとう みさき)
イタリアへ留学後、スタイリストに。ジュエリーディレクターとしても活躍。時代の気分を反映させた着られるモードを提案。
Column
伊藤美佐季のFavorite Items
ジュエリーディレクター、スタイリストとして活躍する伊藤美佐季さんが個人的に気に入っているアイテムをご紹介!
2011.09.28(水)
text:Haruko Murakami