Magnificent View #364
スッド(南スーダン)
(C) George Steinmetz / Corbis / amanaimages
南スーダンは、苛烈この上ない内戦を経た後の2011年にスーダンから分離独立したばかりの誕生間もない国家である。
この国を縦断する大河、白ナイル川の流域に広がる巨大な湿地帯は、スッドと呼ばれる。
雨季を迎えると13万平方キロにもおよぶその規模は、アフリカ最大。世界へと目を転じても、ブラジルのパンタナルに次ぐスケールを誇る。
水面を覆っている緑は、繁茂したパピルス。世界史の教科書においてエジプト文明の象徴としてその名を知った植物が、ここでは自然のままの姿を見せているというわけだ。そう思うと、何だか妙に感慨深い。
開発の手がいまだおよばぬこの湿地では、ワニをはじめとするさまざまな野生動物が自由に暮らしているという。
