最優秀賞に選ばれた一枚がこちら
――最後に、栄えある最優秀賞に選ばれた一枚について語り合っていこうと思います。皆さんが最優秀賞に選んだのは、NACOさんのパタゴニアの絶景を捉えた写真です。
◆最優秀賞
温暖化で失われていく景色が多い中、どうしても氷河が見たくて、数年越しの夢を叶えに南米パタゴニアへ。成田からドバイ、ブエノスアイレスから目的地まで実に片道2日近く。遠路はるばるたどり着いた先はエル・カラファテ。
地球の裏側にたどり着いた翌朝、ホテルのカーテンを開けた瞬間、茜の空に虹の架け橋が現れた。遠くには朝日を浴びたモルゲンロートの山々。神様がくれた贈り物のような素晴らしいシーンに寝起きのままシャッターを切った(ホテルの部屋から撮影)。2分後には消えてしまった絶景でした。
※応募コメントより一部抜粋。
長塚 パッと見て、すごく心に残るきれいな写真だなと思いました。空に茜色と青色、両方の色があるのも珍しいなって。
倉林 本当に印象的な一枚ですよね。
長塚 さらに、このエピソードを見ると、2分後には消えてしまったと書いてある。そんなちょっとレアな感じも、旅の醍醐味だなと思います。
倉林 確かに、当たり前の話ですけど、この景色は旅に行かないと撮れない。こういう景色とタイミング良く出会った、さらに温暖化でこうした景色が失われていく可能性もある。そんな一瞬を切り取った一枚ですね。
赤尾 僕はファッションの撮影などで夕日や朝日を結構撮ってきたので、この写真を見ると緊張してきますね。夕日が落ちる瞬間に突然雲が出たりとかして、「ああ、どうしよう」と思ったあの記憶が蘇ってくる。けど、しぶとく待っていたら最後にまた綺麗な夕日が現れることも、何度も経験してきました。
倉林 自然相手だと、思い通りにならないから本当に大変ですよね。
赤尾 大変ですけど、思いが強いとご褒美はあるんですよ。動物写真家の方々は、何日も同じ場所で粘り続けるからこそ、動物たちの圧倒的な“生”を感じる写真を撮ることができる。こちらの写真も、思いの強さっていうんですかね。そういったものを感じるなと思いました。
――今回は「旅」にまつわる数多くの写真から審査をしてもらいました。応募してくださった方々の写真をご覧になって、いかがでしたか。
赤尾 冒頭にも述べたように、皆さんよく“写真を見ている”と思いました。綺麗な景色を雑誌で見たような綺麗な構図でただ撮るのもいいですが、皆さんが「いいな」と思ったものを直感的にバッと撮るという方が、もしかしたら旅っぽいのかもしれない。そっちのほうが旅の記憶として、後から思い出せるかもしれないですよね。
長塚 赤尾さんが、旅の写真は「人が介在している」ものが良いと仰っていたのを聞いて、次から自分もそういう視点を持ってみようと思いました。
赤尾 そうですね。やっぱり旅って、景色を見に行くだけじゃない。人がそこにいるからこそ生まれるストーリーもあります。その人たちのことを撮ったりしてもいいのかなと思いましたね。
倉林 AIで色々なものが作れてしまう時代においては、リアリティーがある、生々しさがある写真のほうが、やはり面白いですよね。応募してくださった皆さんの旅写真にも、味がこちらにも伝わってくるような料理の写真や、人の存在が感じられる写真があったりして。こういう写真は面白いし、嘘をつかないなと思いましたね。
長塚 こうして皆さんの旅写真を基に審査をしていると、旅に行きたくなりますね。
赤尾 長塚さんが行きたい場所はありますか?
長塚 たくさんありますが…最近は台湾にハマっているので、次は台北から少し離れた場所にある板橋(バンチャオ)に行きたいですね。 経済も交通も賑やかな場所で。赤尾さんはどこに行きたいですか?
赤尾 最近行けていないパリへ行きたいですね。中心街から少し外れた、普通の人が住んでるようなところに行ってみたい。モンマルトルの裏のほうとか。
倉林 私もパリは来年の春までに行かなければと焦っています。2027年から5年間、オペラ座が大規模な改修工事に入ってしまうんですよね。 その前に行かないと……。
赤尾 仕事を作って、僕と行くっていうのはどうですか(笑)。
倉林 良いですね、ちょっと考えてみます(笑)。あとは、いつかは宇宙旅行にも行ってみたい。もちろんまだまだ到底行けない旅費ではありますが、研究・開発が進んだことにより、プランによっては2000万円代で行けるものもあるようです。
長塚 もっと高額かと思っていました! その値段なら、宇宙に旅する人も今後増えてきそうですね。次にまたこのフォトコンテストを実施した際は、「宇宙旅行部門」を新設しても良いかもしれません(笑)。
受賞作品の一部をサムソナイト・ブラックレーベル 銀座店に展示! 12月4日まで開催中
所在地 東京都中央区銀座3丁目4-12 1階
電話番号 03-6263-2099
開催期間 10月30日(金)~12月4日(金)予定
旅という特別な時間をともにしたいアイテムが充実
豊かな日常とプレミアムな体験へと誘う「サムソナイト・ブラックレーベル」。ブランドの最上級ラインにふさわしい「リッチモンド 2」は、旅という非日常の時間をより贅沢に彩る美しいスーツケースです。デザインにはクラシカルなノスタルジーを纏いながらも、旅を快適にしてくれるファンクションを搭載。旅先で出会う景色、忘れられない味、思わぬハプニング、そんな特別な時間を高い信頼性と満足感をもって、サポートしてくれる。そんな旅のパートナーにふさわしいプレミアムなトランクです。
https://www.samsonite.co.jp/
サムソナイト・ブラックレーベル銀座店
