絶品海鮮からスイーツまで…「味」部門の傑作がこちら
――次は“もう一度食べたい、旅の「味」部門”です。色々な国を巡ってきた皆さんにとって、旅で印象的な「味」は何でしょうか。
赤尾 クロアチアでレンタカーを借りて、ザグレブからドゥブロヴニクに向かう旅をしたことがあって。ドゥブロヴニクの1つ手前にストンという小さな町があるんですが、そこで養殖してる牡蠣が――僕、牡蠣食べれないはずだったんですけど、忘れられないほど美味しかったですね。
倉林 日本で見るような牡蠣ですか?
赤尾 ちょっとアワビっぽい、あまり見たことがない牡蠣でしたね。
倉林 牡蠣と聞いて思い出したんですが、ギリシャで食べた焼きイカが本当に美味しかったです。ヨーロッパってイタリア以外は、イカとかタコってあんまり頻繁には食べないじゃないですか。でもギリシャで食べたイカはすごく分厚くて、本当に柔らかかった。ナスをペーストにしたものが付け合わせで添えられていたりして。すべて素朴そのものなんですが、すべて美味しかったですね。
長塚 美味しそうですね。私のもう一度食べたい旅の「味」は、最近行った台湾の「ファントン」というおにぎりみたいなものですかね。
倉林 ファントン? 初めて聞きました。
長塚 屋台で売っているもち米を使った棒状のおにぎりで、中に揚げパンとか、たくわん、卵とか色々入っているんです。日本のバクダンおにぎりみたいなもので、ものすごいカロリー(笑)。
赤尾 面白いですね。ファントン、覚えておきます(笑)。
絶品海鮮からスイーツまで…「味」部門の傑作がこちら
【2】もう一度食べたい、旅の「味」部門
◆優秀賞
もう一度食べたい旅の「味」部門、優秀賞はごんたさんのサントリーニ島で撮影されたイカ料理の写真です。新婚旅行中にご夫婦で食べた、レモンやライスが添えられた“焼いたイカ”を捉えた一枚です。
新婚旅行で訪れたギリシャのサントリーニ島とアテネは、どちらも一言では表現できないくらい素敵な街でした。またぜひ行きたいな。
お腹が空いて適当に入ったレストランでしたが、ご飯がおいしくて!!
特に、このイカを焼いた料理は、10年経っても夫婦の話題に上る伝説の一皿。夫いわく、「これより美味しいイカを食べたことがない」とのこと。オリーブオイルの風味が良く、身がとても柔らかかったのを覚えています。
オープンカフェからの景色も素敵で、青い海、そして綺麗に飾り付けられて歩くロバ…。エーゲ海の風景と空気が隠し味だったのかもしれません。
※応募コメントより一部抜粋。
●代表選評コメント
とにかくイカが美味しそうという意見が集まり、こちらの写真が優秀賞となりました。「新婚旅行先のギリシャで食べたイカの美味しさを、10年経っても思い出す」というストーリー通り、美味しさが全面に伝わってくる写真だと思います。手に持っているビールを流し込みたくなるような雰囲気が伝わってきますよね。(長塚)
◆入賞①
もう一度食べたい旅の「味」部門。1つ目の入賞は、ポルトガルの老舗カフェで撮影された、タラの伝統料理とフレンチトースト。タラの料理にナイフを入れる姿を捉えた、真上から撮影された料理の数々が印象的な一枚です。
歴史ある可愛らしい街並みや美味しい食べ物を堪能する、ゆったりとした大人の旅をイメージして計画しました。
ポルトの老舗名店「マジェスティックカフェ」でのランチ。名物のタラ料理とフレンチトーストを2人でシェアしたいと伝えたら、綺麗に盛り分けて持ってきてくれました。
この空間にいられるだけでも幸せでしたが、お料理が本当に美味しく、フレンチトーストも甘いけれど甘すぎず、最高のランチでした。
※応募コメントより一部抜粋。
●代表選評コメント
雑誌で使われる写真のように上手に撮れている写真ですよね。普通、料理の写真は着席しちゃうとなかなかうまく撮影できないんですが、これは構図もしっかり考えられていて、光もとても綺麗。努力賞を差し上げたい写真です。(赤尾)
◆入賞②
2つ目の入賞作は、tamaさんによるヴェネツィアの水路を囲う塀の上に置かれたおつまみとお酒を捉えた一枚。美しい水の都と、その後カモメにおつまみを盗まれてしまうエピソードの対比が面白い写真です。
街の景色やゴンドラはもちろん、イタリアならではの美食も楽しみにしていた新婚旅行でした。
ヴェネツィアに到着し、昼食のために訪れたバーカロ。店のショーケースにはチッケッティと呼ばれるおつまみがところ狭しと並んでいて、どれにしようか目移りしてしまいました。お酒とおつまみを購入し、店の前の水路沿いで優雅に食事を楽しんでいたら……なんと、カモメにチッケッティの上部分をかっさらわれました!
忘れられない新婚旅行の思い出です。
※応募コメントより一部抜粋。
●代表選評コメント
ヴェネツィアらしい素敵な一枚です。 説明にもあるようにカモメが上を飛び交っている中で、勇気あるなとも思います(笑)。おつまみはもちろん、このカンパリソーダのような飲み物が鮮やかで良いアクセントに。奥の人たちも写りこんで、同じように仲良く食べてるのもいいですね。(倉林)
◆入賞③
もう一度食べたい旅の「味」部門。3つ目の入賞は、ウズベキスタンの路上で売られていたパンを撮影したYukaさんの写真です。大きくて余らせてしまうと一度は諦めたパンでしたが、その後団体客の女性がおすそ分け。一期一会のエピソードに心温まる、旅らしい一枚です。
ずっと憧れていた中央アジア3カ国を、20日ほどかけて周遊しました。ウズベキスタンのヒヴァで、路上で売られているパン屋さんの前を通りかかり、団体客が買っていた出来たてのパンはとっても美味しそう。でも一枚がとても大きく、一人では余らせてしまうな…と見送りました。
しばらく歩いていると、その団体客とすれ違い、女性の一人が「ねぇあなた、もしよかったらこのパンを食べてくれない?食べきれなくて…」と分けてくれました。パンはまだほんのり温かくて、とっても美味しかったです。じーっと眺めていたのを見られていたのか、それとも偶然だったのか(笑)。
「旅だなぁ」と、嬉しく楽しい気持ちで食べた忘れられない味です。
※応募コメントより一部抜粋。
●代表選評コメント
私も一人旅をよくしますが、やっぱり一人って「食べたいけど、食べきれないので泣く泣く諦める」ことが多いんですよね。この写真を撮ったYukaさんも同じように諦めていたけど、ひょんなことから譲ってもらった。すごくほっこりするエピソードですよね。後ろにはおばあちゃんも写りこんでいたりと、パンを譲ってくれた温かな町の雰囲気も伝わってくるようです(長塚)
