坂東英二をいじったセリフの方が過激!?

――実際のグローブ座での撮影など、スケールの大きさに驚きました。Netflix作品だからこそ実現できた部分はあるのでしょうか?

宮藤 「Netflixで仕事した」とかいうと、すぐみんなに「ギャラいいんでしょ?」って聞かれるんですよ。それこそ一時期合言葉みたいに「お金あるんだね」って言われて。なんかイヤだったなぁ。

磯山 『VIVANT』くらい予算があれば、地上波でも撮れるかもです(笑)。だからあまり変わらないかもしれないですね。

宮藤 出演者やスポンサーさんの兼ね合いはあるから、たとえばCGで自販機を消さなくてはいけないとか、そういうことは地上波でも配信でもありますよね。そうした制約を受け入れていくと、具体的なものから離れていくじゃないですか。今は許可とったら面倒だから。ただそうすると架空の国のディストピアみたいな話になってしまう。それだけは絶対に嫌なんです。我々の会話には普通の固有名詞が出てくるのに、ドラマになるとそれがないというのがすごく残念だなと思っていて。だから磯山さんにはご迷惑おかけしています。

――配信作品には、踏み込んだ表現ができるというイメージもありますが、今回は、そうしたことを特別に意識されたわけではないのでしょうか?

磯山 それは特にないですね。

宮藤 『不適切にもほどがある!』の「♪中身が坂東英二」という歌詞の方がよっぽど過激ですよね。坂東さんが亡くなったときに「最近一番いじったのは俺だな」って改めて思いました。

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