香香は国慶節の大型連休明けに初公開
暁暁と蕾蕾の初公開はいつだろう。パンダは暑さが苦手なので、暑い時期は、空調が効いて温度と湿度が適切な室内で過ごす時間が長くなる。雅安基地の室内は基本的に非公開のため、暑い時期に初公開を迎えるとは考えづらい。そして最近は気温が下がる傾向にある。一方で、中国は10月1日~7日が国慶節に伴う大型連休だ。この期間は移動する人が急増し、交通機関や施設で混雑が発生する。
香香のケースを振り返ると、香香は2023年2月21日に上野動物園から雅安基地へ渡り、同年8月、非公開エリアから、現在いる公開エリアへ移動した。この年の国慶節の大型連休は9月29日~10月6日で、香香の初公開は10月8日。大型連休後に公開したのは、香香の繊細な性格と観覧者の安全を考慮したためとされる(参照:中国ではシャンシャン見放題? 初公開から3日後の様子をレポート 上野動物園との違いは)(参照:【パンダのシャンシャンに会う方法】 現地への行き方と料金の目安を解説 施設内での食事やパンダグッズは?)。
暁暁と蕾蕾の初公開も国慶節の連休明けが有力ではないかと筆者は予想するが、暁暁と蕾蕾の環境への順応具合などによって異なる可能性も大いにある。
暁暁が9月14日に入ったエリア、つまり香香のほぼ隣のエリアでは、かつて仙女(シィエンニュ)が暮らしていた。仙女は、香香、暁暁、蕾蕾の母親だ。その少し先のエリアには、3頭の父親の比力(ビーリー)もいた。
仙女と比力は、2024年9月29日に上野動物園から雅安基地へ戻り、同年12月7日から雅安基地で公開された(参照:上野動物園のリーリー・シンシンが帰国 1年半で半減した日本で暮らすパンダたちの“これから”)(参照:リーリーとシンシン帰国1カ月間ドキュメント “ワクチン接種”“最終観絵が覧は61倍”“グッズ完売”…)。雅安基地に着いてから約2カ月後の公開なので、7カ月以上かかっている子どもたちと比べ早い。仙女と比力は四川省で生まれており、上野動物園へ行く前にも雅安基地で暮らしていたので、早く順応したのかもしれない。
帰国後の初公開の翌日となる2024年12月8日、筆者は雅安基地で比力が非常に高い木にするすると登っていく様子を目の当たりにした。比力は上野動物園の東園にいたころも高い木に登っていたが、雅安基地の木は、それよりはるかに高かった。比力は繁殖に向け、2025年1月にパンダセンターの臥龍神樹坪基地へ移動。仙女は2026年4月に雅安基地の非公開エリアへ移った。
ちなみに雅安基地で仙女がいたエリアには、前述の通りガラス壁があるので、ここで暁暁が公開されたら、基本的にガラス越しでの観覧となる。仙女がいたころの筆者の経験では、少し離れた場所からなら、ガラス越しでない観覧もなんとか可能だった。また、仙女と比力がいたエリアの観覧通路は階段が多かった。雅安は雨がよく降り、雨が降ると階段で滑りやすいので、今後、暁暁と蕾蕾を観覧する際も注意が必要だ。
