ジュエリーブランドを立ち上げた理由とは?
安野 気の毒なことに、そのアシスタントは、実家の周りで「あそこのうちの子は未婚の母らしいよ」って噂されてたみたい(笑)。
近田 素直に状況だけ見ると、そう思われても仕方がない(笑)。
安野 彼女には心から感謝しています。
――ということで、うちの親子関係は、ちょっと親子って雰囲気じゃないんです。娘に「パパとママって、あなたにとってどんな存在だったの?」って聞くと、「パパとママと呼ばれる人がうちにはいたけど、どういう人たちなのか、ある程度大きくなるまではよく分からなかった」だって(笑)。
近田 「ある程度」って言い方に、妙な真実味があるよ(笑)。
安野 何しろ、両親ともに、子どもたちが寝てから帰ってくるし、起きた時にはまだ寝てるしって具合で。
近田 まあ、周囲と比べたら、なかなか不思議な幼少期ではあるよね。そういう状況は、子どもたちが何歳になるぐらいまで続いたの?
安野 2人の子どもが両方成人する2017年ぐらいまでは、そんな日々が続いていたような感覚があります。ちなみに、息子の伊島空も娘の伊島青も、現在、ともに俳優として活動しているんです。
近田 スタイリスト業の傍ら、安野は、2007年にジュエリーブランドの「CASUCA」を立ち上げるわけだよね。
安野 ブランドを始めた時も、お店を出した時も、素人なのに無謀だって反対されたんですよ。
近田 そもそも、何でまたブランドをスタートしちゃったの?
安野 常々、自分が洋服を着る際、そこにちょっとあしらうジュエリーにこれっていうものがないなと思っていたんです。じゃあ、自分で作っちゃえばいいなと。それで、私なりにジュエリーをオーダーメイドしてみたんです。
