日本一の米どころとして名高く、山・川・海の豊かな自然に抱かれたガストロノミーの地、新潟県。春夏秋冬の美食を巡る物語、今回の舞台は県央・燕三条エリアです。山菜や野生動物の宝庫である山間部、稲作をはじめ果樹や野菜づくりが盛んな平野部。風土の多様性がそのまま食の奥行きとなるこの地で地産地消を掲げるフレンチ「Restaurant UOZEN」が描く、季節の味わいをお届けします。
» “猟師のシェフ”が織りなすジビエ・フレンチ
» 【春】香り高い山菜とジビエのおいしい出合い
» 【夏】野菜やきのこ、鮎、マグロ...地元食材を美しく昇華
» 【秋】松茸、舞茸、コウタケ。天然キノコをふんだんに!
» 【冬】狩猟の季節が到来。力強いジビエを堪能
“猟師のシェフ”が織りなすジビエ・フレンチ
新潟県三条市にある、地産地消のお手本のような「Restaurant UOZEN」。シェフ自ら畑を耕し、海で釣り、山で狩猟して食材を調達するという、新潟の食の豊かさをありありと体感できるフレンチレストランです。
2020年に『ミシュランガイド新潟2020 特別版』で2つ星を獲得し、「新潟ガストロノミーアワード」で特別優秀賞を受賞するなど華麗な実績を誇るRestaurant UOZENは、2013年にオーナーシェフの井上和洋さんと妻でソムリエの真理子さんによりオープン。
元々、東京の池尻大橋でオーガニックレストランを営んでいた井上シェフが、新天地に選んだのが真理子さんの故郷である三条でした。
はっきりとした四季があり、土地の恵みが豊富でおいしいこと。それが移り住む決め手となったといい、「オープン当初は地産地消的なことは考えていなかった」という井上シェフですが、地元の猟師さんとつながり、自身も狩猟免許を取得。山へ入ることで、今度は山菜採りやキノコ狩りも、渓流釣りも......と食材の調達範囲が広がっていくように。新潟という風土や土壌で育まれてきたものを食材として使い、料理で表現したいと思うようになったといいます。
そうしてRestaurant UOZENは「Chnsse(猟)、Pêche(漁)、Nature(自然)」をテーマに掲げることに至りました。
春は山菜とジビエの名残、夏は海や川でとれた魚、秋はキノコがメインに。井上シェフ自らが狩り、加工する猪、鹿、月の輪熊、真鴨などのジビエ料理が登場する、Restaurant UOZENの春夏秋冬の美食ストーリーとはーー。その美しく力強いその味わいをご紹介します。
