
ここ数年、街中で見かける機会が急増したスポーツブランドが「On(以下オン)」です。2010年にスイスで生まれ、およそ3年前の2022年4月には世界で2店舗目となる直営店を東京・原宿のキャットストリートにオープン。以来、日本人だけでなく世界中から多くの人々がこの店舗を訪れ、連日大変な賑わいを見せています。
ちなみにスイス・バーゼル出身の元プロテニスプレイヤー、ロジャー・フェデラー選手が参画していることでも話題のブランドです。
世界で2番目に大きな店舗

破竹の勢いで成長を続けるこの「オン」が、2025年9月12日(金)、新たな旗艦店「オン フラッグシップストア トウキョウ ギンザ」をオープン! 地下1Fから地上2Fまでの全3フロア構成で、延床面積は938㎡。世界で2番目の規模を誇る店舗が東京に誕生したのです。

1Fと2Fにはランニングやアウトドア製品に加え、ライフスタイル、テニス、キッズ向けなど「オン」が展開する全てのカテゴリーの製品が勢ぞろい。特にバッグなどの小物を含むアパレル製品は、品ぞろえの多さに驚くはず。カラダを動かす時だけでなく、何気ない日常もより快適に過ごすことができるアイテムが並びます。
日常が快適になる製品がズラリ

例えば、これからの季節にぴったりの「フォーカス テック フーディー」。すべすべした肌触りとストレッチ素材による柔軟な着心地に加えて、サイドのジッパーを開閉することで風通しを調整したり、インナーをチラ見せしてレイヤードスタイルを強調したりもできます。
中央のカンガルーポケットはジッパー付きで、激しく動いても中に入れたものが飛び出る恐れがありません。胸部の中央には、前に屈んだ時にフードの紐が垂れ下がらないようにしておける仕掛けが施されているなど、細部に至るまで気の利いた一枚になっています。

特に「オン」のアパレル製品は全般的に余計な装飾がなく、シンプルなところはシンプルにまとめ、肌触りが良いとか軽いなど高品質の素材を使うことで、感覚的な満足度が非常に高いアイテムが多い印象です。装飾的なデザインも機能を伴った機能美といえるものがほとんどで、無駄を削ぎ落とした洗練された大人の雰囲気が漂います。

シューズも日常使いから競技向けまで用途別に幅広くそろいます。中でも「オン」を象徴する機能が、ソールに使われている特許技術の「クラウドテック®」。
スイスで開発された「オン」独自のクッショニングシステムで、中央が空洞になったクラウドパーツで構成され、このパーツがランナーの足の動きに応じて圧縮。履く人が最も必要とする箇所でクッション性を発揮することで、路面からの衝撃を吸収し、快適な履き心地とサポート力を実現。効率よく走ることができるのです。
2025.09.21(日)
文・写真=石川博也