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玉井詩織インタビュー前篇
玉井詩織インタビュー後篇

アイドルグループ「ももいろクローバーZ」としての活動に加え、近年は俳優としても注目を集めている玉井詩織さん。自身初となる写真集『たまゆら』『しおどき』を2025年8月27日に2作同時リリースします。
芸能生活20周年、そして30歳という節目を迎えた玉井さんが、今の心境や転機となった出来事、2作の写真集に込めた思い、プライベートの趣味までたっぷり語ってくれました。
自然体でいられる場所、離島をロケ地にしたのは自身のルーツから

――玉井さん自身初となる写真集『たまゆら』、そして、脚本家によるオリジナルの物語をもとに3人の女性を演じたストーリー写真集『しおどき』が発売となりますが、手にした感想はいかがですか?
芸能活動20周年と30歳を迎えた節目の年に写真集を出すことができて、素直に嬉しいです。これだけの年数活動続けてこれたのも応援してくださるファンの皆さん、受け取ってくださる方々がいないと成り立たないお仕事なので、日頃の感謝の気持ちも込めて写真集というかたちでお届けできるのは、本当に幸せなことだと思っています。私自身にとっても贅沢なプレゼントになりました。

――等身大のいまの魅力が詰め込まれている写真集『たまゆら』では、かねてより玉井さんがその美しさに魅せられていたベトナム南部ホーチミンと、離島のフーコック島での撮影でした。その土地に惹かれた理由があれば教えてください。
ベトナムは以前、ももいろクローバーZでのライブで訪れたことがあって、お気に入りの国ではあるのですが、最近、特にフーコック島が気になっていたんです。海の透明度が高くて、島の南半分は白い砂浜のビーチが広がっている「ベトナムの最後の秘境」ともいわれている離島です。
もともと母方の祖母が種子島にいて、私自身が里帰り出産で生まれたこともあって、自然とか海というものが身近な存在に感じていて、すごく好きな環境なんです。今回、自分らしい場所はどこだろうと考えたときに、私のルーツに近いんじゃないかと思い浮かんだのがフーコック島でした。
2025.08.27(水)
文=大嶋律子(Giraffe)
写真=橋本 篤
スタイリング=内田理菜
ヘアメイク=竹内春華