ダイヤモンドヘッド麓のブティックホテル

◆ロータス・ホノルル・アット・ダイヤモンドヘッド

 ワイキキの喧騒から少し離れた、ダイヤモンドヘッドの麓の静かなエリアに佇む「ロータス・ホノルル・アット・ダイヤモンドヘッド」。自然に囲まれた落ち着いた環境で、上質な滞在が叶うブティックホテルです。

 一部の客室にはダイヤモンドヘッドを間近に望めるバルコニーが備わっており、これほど迫力ある姿を眺められるホテルは、なかなかありません。

 目の前に広がるのは、観光客の少ない穴場スポット「カイマナビーチ」。ワイキキ中心部のビーチが混雑しやすいのに対し、ここでは心地よい風と波音に包まれながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

 このビーチには、ハワイ固有の絶滅危惧種「ハワイアンモンクシール(アザラシ)」が姿を見せることもあり、過去にはここで出産した例も。運が良ければ、そんな貴重な光景に出会えるかもしれません。

 「ロータス・ホノルル・アット・ダイヤモンドヘッド」は、50室の客室に加え、1室限定のペントハウス・スイートを備えています。スイートを除くすべての客室は約35平方メートルの広さがあり、ワイキキ中心部のホテルと比べてもゆとりのある間取りです。

 なかでもおすすめなのが「オーシャンビュー」。バルコニーからは、ダイヤモンドヘッドと太平洋を一望する贅沢なパノラマビューが広がります。

 客室にはillyのエスプレッソマシンが備えられており、淹れたてのコーヒーを片手にバルコニーでのんびりと過ごすひとときは、まさに極上の時間です。

 近年、ハワイのホテルではスタンダードになりつつある、ウォーターボトルとウォーターサーバーも完備。滞在中に水を買う必要はありません。

 バスルームは、壁一面に鏡が設けられた明るく開放的な空間。バスタブはありませんが、固定式のシャワーが設置されています。

 アメニティには、合成香料を使わず自然素材にこだわったナチュラルブランド「LATHER」を採用。ライムやミント、レモングラスといった天然のエッセンシャルオイルをブレンドした「アロマセラピー・コレクション」は、爽快な香りが広がり、心までリフレッシュできるバスタイムを演出します。

2025.08.03(日)
文・撮影=宮本紗絵