いよいよ梅雨のじめじめ、夏の猛暑がやって来ます。爽やかな新緑を求めて北海道へ旅する皆さん、お土産は何にしますか? ここだけで買える限定品など、新千歳空港で必見の旬なお土産を、札幌で刊行されている人気のライフスタイル誌「poroco」に紹介していただきます。

今秋公開、映画『しあわせのパン』の続編は北海道のワイナリーが舞台

写真左、藤野ワイナリー「ナチュラルスパークリング2012 ケルナー」1本1,944円(税込)。女性でも気軽に開けやすいようにと、コルクでなくゾーク(ひねり切って空けるキャップ)を採用している。写真右、宝水ワイナリー「RICCAケルナー2013 レンベルガー」2,808円(税込)。※入荷時期によって販売するワインの品目・価格が変わることもあるため、店頭で確認を。

 北海道産チーズとのマリアージュにオススメしたいのが北海道産のワイン。近年の道産ワインはクオリティが向上し、国内外のグランプリを多く受賞するようになりました。理由はいくつか挙げられると思います。まずは、北海道の冷涼な気候がヨーロッパに似ていること。雨も少なく、寒暖の差が大きいのはドイツやフランスの寒冷地と似ているそうです。次に、ブドウ品種のクオリティが上がったこと。ブドウ農家の方々の努力で、北海道のワイン用ブドウは量だけでなく質も向上しました。そして、実力のある醸造家が増えたこと。本州や海外からも醸造家が北海道に移住し、小さなワイナリーをオープンするようになりました。

 2011年にヒットした映画『しあわせのパン』は、大泉洋さん演じるパン職人と、奥さん役の原田知世さんの物語でしたが、今年の秋はいよいよ第2弾『ぶどうのなみだ』が公開になります。主役の大泉洋さんは、今度はワインの醸造家として北海道でワインづくりに取り組みます。その舞台は、北海道の中央にある空知(そらち)地方で、ワイナリーが最も多くあるところなんです。

 この空知地方・岩見沢(いわみざわ)市にある「宝水ワイナリー」は、ブドウ農家と、東京出身の若い醸造家が始めた小さなワイナリー。「RICCA」シリーズはおしゃれなボトルがおみやげにもぴったり。オレンジロゼなど珍しいワインもあります。札幌にもワイナリーがいくつかあります。その中の一軒「藤野ワイナリー」は札幌の南のほうにある小さなワイナリー。すてきなマダムが妹さんや仲間とともに醸造をしています。「ナチュラルスパークリング」シリーズは微発泡でやわらかい飲み口が人気。

いつか訪ねたいワイナリーを空港で見つけてみよう

 総合土産店「北海道本舗」では、北海道産のワインをかなり多く揃えています。空港限定のワインのほか、仕入れのタイミングによっては、かなり希少なワインが入荷されていることもあります。そして、ワイナリーによる試飲販売もしています。お気に入りの一本を見つけたら、おみやげの一つとして加えてみてくださいね。そしていつか、ワイナリーを訪ねてみるのもいいのではないでしょうか。

北海道本舗 総合土産店
販売場所 新千歳空港 国内線ターミナルビル2階
電話番号 0123-46-5352
営業時間 7:30~20:30
URL http://www.hokkaido-honpo.jp/

月刊「poroco」 (ポロコ)
1997年に創刊した、札幌の生活情報誌。20~30代女性をターゲットに、札幌のグルメ・ショッピング・ビューティ・イベントなど生活を豊かに楽しくする情報を発信。毎月20日発売、450円(税別)。北海道の書店・コンビニ・キヨスクや「北海道どさんこプラザ」各店でも発売中。
URLhttp://www.poroco.co.jp/