朝6時半からオープン! 地元で愛される街角の小さなパン屋さん

◆Maroco_馬路口烘焙小舖

 週末に開催される花市や玉市の会場に近く、台北でも屈指の規模を誇る大安森林公園。この公園沿いの大通りの角にポツンとある街の小さなパン屋さんです。

 食パンやベーグルなども販売されていて、家庭で食べるパンの購入に訪れる人の多い地元で人気の店舗。焼きたての時間には行列ができるほどです。

 他店と比べると商品数は少なめですが、手のひらサイズの立体的なパンがショーケースにずらりと並ぶ様子は決して見劣りしません。中に具材を包み込んだパンが多いのも特徴です。

 なかでも個人的に一番おいしいと思うのが、「鮪魚(ツナパン)」(40元)。ぎっしり詰まった少し塩気のあるツナフィリングと、ふわふわでやさしい甘さのパンが相性抜群。柔らかくて軽やかな口当たりなので、ぺろりと食べられます。

 もうひとつおすすめなのが、「洋芋(ポテトパン)」(35元)。ゴロッとしたジャガイモが入っているのではなく、コロッケの中身のようにしっかり調理されたポテトフィリングが包まれていて、揚げていないコロッケを食べているような感覚です。ボリュームも満点で、食べ応えも申し分なし。

Maroco_馬路口烘焙小舖

所在地 台北市大安區建國南路二段27號
電話番号 02-2708-3116
営業時間 6:30〜18:30(土・日曜は6:30〜18:00)
定休日 火曜
アクセス MRT大安森林公園駅出口5から徒歩約3分

矢作 晃之(やはぎ てるゆき)

埼玉県出身。お会いした方から「日本語上手ですね」と言われますが、100%日本人です。日本での台湾関連旅行会社勤務を経て、中国語の勉強の為に30代で中国語レベルゼロからの留学を決意。その後、初めてコーディネーターという仕事に巡り合い、2006年に台湾で会社を立ち上げ、現在に至ります。TVロケや雑誌取材のコーディネーターとして、たくさんの方に台湾の魅力を知ってもらえるよう、一生懸命新たな情報を探しながら紹介しております。CREA WEB読者の皆さんに「喜ばれる」「使える」「役に立つ」情報を発信させていただこうと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします!!

Column

台湾ぶらぶら食べ歩き

現地在住の日本人コーディネーター矢作晃之さんがお伝えする、台湾グルメてんこもりレポート!
高級レストランからB級グルメまで情報満載です。

2025.05.01(木)
文・撮影=矢作晃之