
台湾には数多くのパン屋さんがあります。日本のパンと比べると一回りほど大きいサイズが主流で、食べごたえも抜群。店内に入ると、ずらりと並ぶパンの数々に思わず目移りしてしまいます。
ただ、ビッグサイズゆえに「いろいろ買いたいけど、食べきれない……」という切なさも。そこで今回は、まず試してほしい台湾ならではのパンをご紹介します。
朝から営業しているお店も多く、朝食としても気軽に楽しめる台湾パン屋さん。上手に使いこなせれば、台湾旅がさらに充実するはずです。
観光の途中に立ち寄りたい! バラエティ豊かな商品が揃うベーカリー
◆福利麵包食品有限公司 中山店

台北市内および近郊に5店舗を展開する、地元のベーカリーチェーン。今回ご紹介するのは、中山門市内の店舗。「ホテルサンルート」や「グリーンワールド山水閣」といったお手頃価格で宿泊できるホテルに近く、裏手には人気のB級グルメ店が集まる屋台街「雙城街夜市」も。多くの日本人旅行客が訪れる場所に近いので、観光の合間に立ち寄るのにもぴったりなロケーションです。
店内は広々としており、定番のパンのほかにケーキやクッキーといったスイーツ類も販売。クッキーは見た目にこだわったかわいらしい商品が多く、お土産にも喜ばれそうです。
さらに、本格的なサンドイッチからバースデーケーキまで幅広い商品を取り扱っており、コーヒーなどのドリンク類も。朝は7時からオープンしているので、朝ごはんにもおすすめです。

こちらの店舗の人気ナンバー1は、「大蒜奶油法包(ガーリックバターフランスパン)」。ハーフサイズは45元、バゲット1本は135元で販売されています。濃厚なガーリック風味が病みつきになるおいしさです。

このボリューム感こそ、台湾パンの標準サイズ。こちらは、「肉鬆麵包(肉デンブパン)」38元。台湾人にとってソウルフードともいえる肉デンブがたっぷりトッピングされています。口の中の水分を全部持っていかれるような食感ですが、ほんのり甘みも感じられる、台湾ならではの味わいです。

福利麺包食品有限公司 中山店
所在地 台北市中山區中山北路三段23-5號
電話番号 02-2594-6923
営業時間 7:00〜22:00
定休日 無休
アクセス MRT民權西路駅出口9から徒歩約6分
2025.05.01(木)
文・撮影=矢作晃之